競馬評論家の天馬が
中央競馬を辛口批評。
【トーク】
中央競馬にもの申す
慌てるなガッツポーズ
秋のGTは1番人気が飛ぶようだ。確勝ムードのエアグルーヴが直線で伸
び足を欠いて3着にとどまる。牝馬の河内がランフォザドリームをうまく御
して、外から内コースに入って先行を粘りに粘ったが、その内をメジロドー
ベルがついて出た。そのメジロは吉田がゴールイン前にガッツポーズをして
いるが、慌てすぎである。
若い騎手だけに、JRAも厩舎関係者もその慌てぶりを厳重に戒めたい。
そのメジロドーベルは1角、2角の間で引っかかっていたが、それを吉田は
うまくなだめており、それだけに勝利がうれしかった。そしてゴール前でガ
ッツポーズになったのかもしれないが、何としてもゴールイン前に立ち上が
るなんて一流騎手の姿でない。
このメジロドーベルは秋1戦を叩いて辛勝しているが、重量が58キロを背負
っており、その1勝で陣営は大きく自信をつけたと思われる。3着にとどま
ったエアグルーヴは8月の札幌記念勝ちで存在感を示したが、それ以来のレ
ースであり、陣営にかなりの自負心もあった。それが3着で、陣営も叩きの
有無を思いめぐらすに違いない。
この後ジャパンカップに出走を予定するが、その前のひと叩きと思うファ
ンも中にいる。その思いはない。陣営は同馬に対して自負心が大きかっただ
けである。それにしても、秋のGTで1番人気が飛ぶ傾向は、この3度目で
止めてもらいたい。しかし、競馬はこのような荒れがあって馬券も楽しめる。
1番人気が必ず勝つとは限らないと覚えたい。