競馬評論家の天馬が
  中央競馬を辛口批評。

【トーク】
中央競馬にもの申す


繋駕速歩を復活させよ

 障害レースの振興を打ち出している。JRAは「言いだしたからには推し 進める」に違いないが、これも陰口をいう向きは「JRAの首脳が招待した 女性客から障害レースは楽しい」と、言われたことが発端とささやく。たと えそうであっても、理事たちも「仰せ通り」と従っているが、理事たちは天 下りを除いて競馬の玄人ばかりである。  その玄人が障害レースの振興に心から従うとは思えない。また、今日の新 しいファンがリスクの大きい障害レースを好むだろうか。そのリスクは厩舎 経営や騎手にも大きいのである。障害馬の馴致や調教は手間、暇が要して算 盤に合わない。騎手も落馬があって、有名な人気騎手は騎乗を避ける。その 障害レース振興は無駄な思いだ。  それより速歩レースを復活させたい。繋駕速歩で馬が車を引っ張って走る が、それで1F(200m)13.4秒の速さである。歩様が速歩(ダク)で駆足 (キャンター)になったら、その回数で失格だが、その追い込みはダイナミ ックで手に汗を握らせるものだ。時に転倒はあるが、障害の落馬と違って危 険度は少ないといえる。  内馬場の障害コースを変更して速歩コースにしたい。ターフビジョンで、 そのレースを写すなら迫力十分な画面が生まれる。速歩レースの騎手は、駆 歩の騎手が練習を積んだら騎乗できて転向しやすい。障害騎手は限定される が、速歩騎手なら岡部や武豊も後年に騎乗して活躍できる。これはファンも 大喜びに違いない。騎手の寿命が延びて活躍の場にもなる。