競馬評論家の天馬が
  中央競馬を辛口批評。

【トーク】
中央競馬にもの申す



情報提供は普遍的に行う

 JRA(中央競馬)はその売り上げで場外(ウインズ)が8割以上を占め る。競馬場はわずか2割弱に過ぎない。競馬場は生でレースを見られる。こ れが値打ちだ。場外はそこに滞留して放映のテレビに鈴なりである。少し離 れて耳にイヤホーンを挟む人も少なくないが、ラジオであり、それが短波か 中波か分からない。  ともかく、場外はテレビ、ラジオがファンにとって大切な媒体である。関 西地区はテレビがV、Uで一局ずつ。ラジオは中波3局、短波1局で受け持 つが、JRAがグリーンチャンネルを送り出してからかげりが見えぬでもな い。中でも短波は、中波が増えて生産地にもグリーンチャンネルが入って影 響大のようである。  昭和31年秋に短波が競馬中継を開始したが、ファンはもとより生産者も耳 を傾けた。牧場の人たちはその生産馬の活躍をリアルタイムに知り得たので あるが、今は牧場もグリーンチャンネルを入れている。短波の競馬中継を「 ノミ屋(非合法の私設馬券)に重宝」と辛口の批判もあったが、今はそれも 聞かれず、価値が落ちた。  競馬関連のマスメディアも時代に応じて変還する。また、今は世間の不況 が競馬中継のスポット広告に影響しかねない。基本的にはJRAがテレビ、 ラジオに協力しているが、直営のグリーンチャンネルもあり、協力を見直す ことも考えられる。しかし、それでファンに不便、不都合を与えてはならな い。その情報提供は普遍的に行うべきである。