競馬評論家の天馬が
  中央競馬を辛口批評。

【トーク】
中央競馬にもの申す



Vサインを父にしたい

 4月26日のニュージーランドTで、スギノキューティーは河内が京都居残 りで、福永に手替わりした。3番人気は妥当なところ、直線の追い比べで2 着している。18頭立てで牝馬が5頭ばかり出走していたが、その2着は好走 であった。この一戦で福永は東京経験を重ねて、ダービーはキングヘイロー で挑戦する。  皐月賞で同馬は半馬身差2着であるが、4角のコーナーワークが少しぎこ ちなかったといわれる。昨秋11月の東京で3歳Sを優勝したが、そのコーナ ーワークがスムーズで左回りに合うとみられた。ダービーはその左回り東京 である。福永は皐月賞2着の苦汁を糧にもして雪辱を期してくるだろう。  それにしてもキングヘイローの馬主、調教師が福永を乗り続けさせるが、 これは乗り替えさすことが多いのに比べて、度量の広さを示している。福永 も“緊褌一番”で応えねばならない。キングヘイローはひょっとしたら1番 人気になる。それなら、なお奮い立ちたい。ダービーを1番人気で優勝した ら、福永にとって大きい勲章である。  人気どころで福永が緊張感なら一番かもしれない。その緊張感を集中力に 変えることだ。皐月賞で1、3着のセイウンスカイ、スペシャルウィークが ダービーでも手ごわい。また、ほかに惑星もいる。これらを蹴散らしてゴー ルインしたら、Vサインを胸前で小さく出したい。それもレース中の事故で 騎手を廃業した父(福永洋一氏)へのサインで、何よりの親孝行である。