競馬評論家の天馬が
  中央競馬を辛口批評。

【トーク】
中央競馬にもの申す



春の天皇賞は一騎打ち

 春の天皇賞を迎えた。先の阪神大賞典(3月22日)でメジロブライト、シ ルクジャスティスが好勝負を演じた。その両馬が再び対決する。牝馬で1頭 だけエアグルーヴが登録した。年度代表馬であってその資格からも出走して ほしいが、どうやら宝塚記念を目指すらしい。年度代表馬が出ると出ないで 興味の盛り上がりは大違いだ。  エアグルーヴは法人馬主であるが、先代は個人馬主で鋼鉄商を営まれてい る。昭和45年のアジア競馬会議でご一緒したが、メジロの先代馬主も一緒で あった。明治のご両人に大正の予想子で話の仲間入りしてマレーシア、シン ガポールを巡っている。そのお人柄からして、エアグルーヴも先代馬主なら 春の天皇賞に挑まれたかもしれない。  その話の中でもメジロの馬主は「ダービーより天皇賞がほしい」と連発さ れている。予想子がメジロとの出会いは昭和34年のダービーで親しい馬主さ んに「メジロオーの複を買いなはれ、複でっせ」と教えられて、32頭立ての 32番の同馬を買った。それが何と追い込み一発で飛び込んだ。優勝のハクリ ョウとでハナ差2580円である。  それがメジロ売り出しの始まりだ。先代の馬主ならメジロブライト、メジ ロドーベルのワンツーを望まれたかもしれない。メジロ陣営はメジロブライ ト1頭に絞っているが、シルクジャスティスも燃えており、その対決は見も のである。この両馬の牙城に迫るのは関西馬でユーセイトップラン、関東馬 でローゼンカバリーあたりだろう。