競馬評論家の天馬が
  中央競馬を辛口批評。

【トーク】
中央競馬にもの申す



障害レース振興は至難

 JRAは関東で記者会見に際して“障害レースの振興”を打ち出している。 その具体案は示していないが、「馬事文化からも障害レースを振興させたい」 ということらしい。しかし、平地レースと併用で障害レースの振興は至難と いえる。それに、今日の窮屈な馬房事情で障害馬を置くことも厩舎が苦しい に違いない。  今日は障害レースを賞金面などで優遇しているが、これ以上は平地レース とのバランスが崩れる。また、外国から障害熟達の人を招くらしいが、障害 レースの施行について、基本が定まらなくて外国の熟達人も無駄でしかない。 第一に障害レースは落馬があって“ファン受け”しないのである。それをス リルとして楽しむには専用競馬場が必要だ。  それなら、障害向きに馬場もつくれる。こんなことを考えたら、障害レー スの振興は専用コースを持たぬなら夢物語に等しい。いっそ関西なら園田競 馬場あたりに話して障害専用の競馬場にするぐらいの思い切った手を打つこ とである。もっとも、現行競馬法ではできない。21世紀の競馬改革という大 名題を掲げて、法改正も含めて挑んでみたいものである。  地方競馬も経営に苦しむが、その苦境脱出と繁栄策からも妙手かもしれな い。地方競馬と統一グレード制を設けたりしているが、同じ平地レースを中 央、地方で行ってもファンの興味は片寄るばかりである。地方競馬は特色を もって行いたい。障害レース、速歩レースがある。これにJRAも手を貸し たい。