競馬評論家の天馬が
  中央競馬を辛口批評。

【トーク】
中央競馬にもの申す



顕彰馬選出の壁は厚い

 年度代表馬は競馬マスコミも関心が大きい。それに比べて競馬殿堂入り (顕彰馬)は関心が今いちのようである。年度代表馬などがレースを引退 して顕彰馬に選ばれるかどうか、馬にとって最高栄誉の勲章である。とこ ろが、競馬マスコミはその記事の扱い方でマスコミの関心が大きいか、小 さいか、分からぬでない。  今年(平成10年)からJRAで顕彰馬も式典に挙がることになった。こ れまでJRAの認識不足で式典に挙げていないが、気づいたことで許せぬ こともない。その年に顕彰馬が選出されなかった。その対象にマヤノトッ プガンも挙がっているが、選考委員会の賛成1票が足りず、何とも合点い かぬ選出なしである。  そこで東上した委員の1人にその様子を尋ねた。その口は堅くてこちら の問いかけに首を振るか、うなずくかしかしないが、その様子は分からぬ でもない。マヤノトップガンは菊花賞、春の天皇賞、有馬記念、宝塚記念 を優勝して顕彰馬資格のGT3勝以上も満たしている。それでも顕彰馬に 選ばれなかった。  しかも宝塚記念優勝は、阪神大震災の翌年でマヤノの冠名のように神戸 ゆかりの馬が大レース勝ちして、被災の人々に勇気づけもした。顕彰馬に 時代の背景も分かるし、その馬が4分の3賛成に1票を欠いている。何と もすっきりしないが、選考委員会の面々に再考を促したい。1年遅れでも 殿堂入りが望まれる。