競馬評論家の天馬が
  中央競馬を辛口批評。

【トーク】
中央競馬にもの申す



血沸き肉躍るレース

 秋GT10連戦が火蓋を切った。このようにGTレースを毎週に並べて10レ ース連戦で行うなど、武家商法のJRAにしては上出来である。10月19日の 秋華賞から12月21日までファンは「血沸き肉躍らせる」ところだ。JRAは かねて商売下手で知られるが、このGT10連戦を編み出して、その面目を上 げている。  もっとも、牝馬が牝馬レースでなくて、牡馬にぶっつけて行くこともなし としない。今年はエ女王杯に出走しないで天皇賞(秋)からジャパンカップ を目指す牝馬があるようだ。それはそれで結構。何も牝馬は牝馬の土俵で争 うのが決まりでない。強気でもそんな馬がいてこそ競馬は面白くなる。  距離にしても、短距離馬が短距離で争っては面白くない。時に長距離に挑 戦してこそ競馬が面白くなる。この逆で、長距離馬が短距離に挑むことも面 白い。型破りの出現が競馬に変化を生んで興味をつのる。それが馬券で穴も 生む。競馬が本命ばかりでは面白くない。穴が刺激を与えてくれて競馬にひ きつける。  春にもGTレースが9つ組まれている。これが惜しかな、秋のように連戦 ではない。これを何とか9連戦とか10連戦に組めたら興味が盛り上がる。世 の不景気が影響してか、JRAも売り上げを気にしなければならない。昔は 不景気なら賭け事が栄えた。が、今はそんな傾向も見られない。商売気を出 してファンに「血沸き肉躍る」レース編成をしたいものである。