競馬評論家の天馬が
  中央競馬を辛口批評。

【トーク】
中央競馬にもの申す



ナイターレースは夢か

 夏の小倉が開幕した。その小倉競馬場はJR小倉駅から少し南へ歩いた所 にモノレールの駅前がある。乗車したら小倉の街並みを右左に見て、15分足 らずで競馬場前に着く。その出札口が競馬場につながっている。足の便利は このうえもない。小倉名物の驟雨に見舞われても、競馬場内か駅構内でしの ぐことができる。  その小倉に足を運ぶたび「ここでナイターレースが行われたら」の思いだ。 競馬場とモノレール駅が直結でファンの安全確保もしやすい。そして、モノ レールの車窓から電光を浴びて馬の走る姿が見える。それは人を誘わずにお かない。JRAの役職員もそれを思っているはずだが、「ナイター」の話な ど少しも聞かぬ有様だ。  競馬場周辺にマンションが立ち並んでいる。それをみては「ナイター」で 地元交渉など不可能と、JRAはあきらめているのだろう。それでは競馬百 年の計は立てられない。地方の大井競馬場が「ナイター」で成功している。 その立地条件や周辺事情が「ナイター」実施を容易にした。JRAもそのチ エと資力を持って努力したい。  どうもJRAというのは、その体質が将来のことで手を打つなどしないよ うだ。せめて7、8年先のことぐらいである。地方の大井競馬場が「ナイタ ー」をした(昭和61年ごろ)にJRAも手を打ってかかるべきであった。そ んな長期の企業努力をできぬのが何とも口惜しい。JRAの役員は2、3年 で交替している。それでは長期計画など無理かもしれない。