競馬評論家の天馬が
  中央競馬を辛口批評。

【トーク】
中央競馬にもの申す



地方馬にレースを貸与

 4月19、20日号の本欄で「宝塚記念については稿を改めて述べたい」と書 いた。それを忘れぬうちに記したい。率直にいって宝塚記念を上半期の締め くくりレースなんてレースが小さくなる。有馬記念が下半期の締めくくりレ ースではない。年間を通じての“日本一を争う”レースである。宝塚記念、 有馬記念は並び立つレースだ。  これらのレースが創設の時にファンは「関西の宝塚、有馬の温泉がレース になるのか」といぶかったという笑い話もある。JRAは年度代表馬を選考 して表彰式も行うが、そんな時代に上半期のピリオドを打つレースなど無用 であろう。しかも、ファン投票を年間に二度も行っているが、一度でこそ値 打ちが高まる。  宝塚記念、有馬記念は12月の同じ日に開催したいが、そのどっちで“日本 一を争う”か、それは前年の優勝馬本拠地としたい。昨年はサクラローレル が優勝した。今年は“日本一を争う”のは有馬記念である。その時の宝塚記 念はファン投票馬で有馬記念に出走できなかった連中の“残念レース”とし てGV格ぐらいにしたい。  これならファンも地元馬を応援のし甲斐がある。春の宝塚記念の後には新 企画として、その1レースを地方馬に貸与したい。“JRA賞地方馬優駿” レースとして、全国から地方馬を集める。中央の馬は参加しない。地方馬の みのレースである。その売り上げも地方競馬側に与えたい。文字通りの地方 競馬振興策である。こうあれば地方馬が大いにハイライトされることだろう。