競馬評論家の天馬が
中央競馬を辛口批評。
【トーク】
中央競馬にもの申す
立見に出し入れ式の屋根
皐月賞(4月13日)は晴天。しかし、馬場は少し湿っていた。フルゲート
18頭立て。その大外18番サニーブライアンが逃げに出る。いったんはテイエ
ムキングオーに先頭を譲ったが、3角先頭を奪って際どく逃げ込んだ。振り
返れば、サニーは中山2000の申し子のように思える。皐月賞前に3戦1勝、
2、3着1回。
1週前の桜花賞(4月6日)は前日まで降り続いた雨がやんだ。しかし、
小雨交じりの曇天。馬場は極悪に近い。フルゲートの大外18番キョウエイマ
ーチが単勝1番人気。その馬が発馬して出足をつけて出た。内枠2番のミニ
スカートが先頭に立って、2番手にキョウエイがつけた。この折り合いがう
まくついた。それで4馬身差の圧勝。
このように桜花賞が不良、皐月賞は良(発表)で戦ったが、それがもし桜
花賞が良、皐月賞が不良ならどんなレースになったか、ファンはそれぞれの
思いをめぐらしたかと思える。競馬は晴良、雨不良、また、その中間のやや
こしいどっちつかずの馬場であってファンを楽しませてくれる。「晴れてよ
し」、「降ってよし」だ。
それなのに、「ドーム式の競馬場を造れ」という向きもあるが、そんなド
ーム式競馬場なんて無用といえる。せっかくの競馬の楽しみをそぐだけだ。
JRAの北海道トレセンでドーム式の調教場を設けているが、これも無駄な
施設である。馬は雨、風、酷暑、極悪の中で鍛えられて強くなるものだ。ド
ームは要らないが、立見の観覧席に出し入れ式の透明な屋根をつけたい。