競馬評論家の天馬が
  中央競馬を辛口批評。

【トーク】
中央競馬にもの申す



センセーション騎手誕生

 直線中ほど過ぎて青色の帽子が先頭。そこへ外から桃色の帽子2頭が追い すがる。先頭はオースミタイクーン、追いすがるロイヤルスズカ、ヤマニン パラダイス。その先頭の馬がゴールへ向かって力強い。追う2頭にムチが入 る。その態勢のままでゴールイン。先頭の馬が勝ったのは肉眼でもしっかり 分かった。  新人ジョッキーでデビューした武幸四郎騎手がその先頭の馬に乗っていた。 オースミタイクーンは父親の武邦彦調教師が管理の馬で所属厩舎の馬である。 「よもや、よもや」の勝利だ。それもGUレースである。武幸四郎騎手にし ては頬をつねりたいぐらいの思い。「勝った、初勝利がGU」、新人騎手が 2日目にしてこの勝利だ。  マイラーズCの出馬を眺めて武幸四郎騎手が乗ることで馬券の対象から外 す人も少なくない。しかし中には「GUレース乗せてくるんで、まんざらで ないんじゃないか」と一票を投じた人もあったか。それが単勝25654、複勝 31307の票数であろう。連勝は恐らく流し買いであるが、レースが確定した時 に「万歳」を叫ばれたと思える。  馬券を取った向きは「これだから競馬はやめられん」の心境であろう。 「競馬は推理だ」と言う向きはほぞをかまれたかと思う。ともかくレースに 乗って2日目の新人騎手がGUで初勝ちをしたのである。まさに、「競馬は ギャンブル」を示したにほかならない。その武幸四郎騎手は今後もレースで センセーションを起こすような思いがする。