競馬評論家の天馬が
  中央競馬を辛口批評。

【トーク】
中央競馬にもの申す


全馬抽選は公正に疑問


 競馬は毎週が一定のスケジュールで動いている。そうあってこそ馬の体調

も読みやすいが、その点で年末、年始は開催日程が変則であって体調の読み

も難しい。毎週が一定のスケジュールで動いて公正確保も得られる。そのス

ケジュールが違うなら、公正確保も狂いかねない。競馬は何としても公正確

保が大事である。

 正月競馬は多頭数の出馬があって除外馬を非常に多く出した。その除外馬

は昨年まで収得賞金下位の馬が抽選で決められていたが、この正月競馬から

オープンレースを除いてレースに出走申し込みをした全馬が抽選になった。

これで正月のあるレースなんか、本命、対抗になろうかという馬が除外され

ている。

 この全馬抽選というのは一長一短で双手を上げて賛成できない。さらには

公正確保にも疑問が生じる。本命、対抗になろうかという馬も抽選なら「出

られるか、出られぬか」分からないままで目いちの仕上げにためらいを生じ

かねない。「出られる」ことになってから仕上げをする。馬がこれで戸惑う

かもしれない。

 その戸惑いが公正にかかわる。これまでなら収得賞金上位はいつも通りの

仕上げでレースに臨む。全馬抽選なら、その仕上げにためらわざるを得ない。

こう眺めれば、これまで通りの収得賞金下位馬を抽選ということに戻すのが

公正面でもうなずける。オープンレースを除くも、このあたりを考慮した思

い。除外馬抽選は、昨年までの収得賞金下位対象がベターである。