競馬評論家の天馬が
  中央競馬を辛口批評。

【トーク】
中央競馬にもの申す


海外遠征もくろむ試金石


 ジャパンCに出走の日本勢の8頭が決まった。さらに外国勢で1頭が欠けて

9頭の出走になる。惜しいことには日本勢で大物のマヤノトップガン、マーベ

ラスサンデーの名はない。ともに有馬記念(12月22日)を目指すことになるが、

登録の段階から名を消した馬があり、選考の日に出走を辞退した馬もいる。

 それで主な有力どころが日本勢にして外国産馬も少なくない。これは今後も

続くように思える。外国産、内国産で海外遠征をもくろむ馬も多いが、これま

でのレースで好成績を収めれば遠征前に外国馬と一戦交えたいところ。それに

はジャパンCがころあいのレース。「負けてもともと」という気楽な挑戦がで

きて試金石になる。

 それで「勝ち負け」をしようものなら海外遠征に手応えとして大きい。これ

はジャパンCの在り方としてもうなずける。日本勢の有力馬が有馬記念を気に

して手加減したレースよりファンも納得がゆく。海外遠征をもくろむ馬は“目

いち”のレースをしてくる。それだけでレースが“真剣勝負”も間違いない。

そうあってこそジャパンCだ。

 Gレースは緊張に満ちあふれなければ格調もあったものでない。それが現行

のGレースでは真剣味を欠く馬の出走も許している。GTレースからはそれを

何としても排除したい。ジャパンCが日本馬で海外遠征をもくろむ試金石にな

ればレースの意義も大きくなる。日本勢と外国勢の雌雄を決するのは有馬記念

が外国馬に開放の日まで待つしかない。