競馬評論家の天馬が
  中央競馬を辛口批評。

【トーク】
中央競馬にもの申す


勝ち星を重ねて大物に


 秋華賞を優勝したファビラスラフインがエ女王杯を見送った。牝馬で牝馬の

GTレースを見送ることは勇気が要る。それをしたのだが、賢明な道を選んだ。

秋華賞勝ちの勢いに乗ってエ女王杯に駒を進めても、勝ち負けはちょっと見込

みがたい。距離の2200bも未知で同馬の脚質に向くかどうか、戦ってみなけれ

ば分からぬところ。

 本誌前号(注:競馬ニホン週刊号)では京都競馬登録馬欄のエ女王杯で同馬

に×印を打っているが、妥当な印であり、確かに穴程度のところである。どう

やら同馬はマイルチャンピオンシップ(11月17日)に駒を進めるらしい。秋華

賞の後、ひと息、ふた息入れたのは牝馬にとってふさわしい。さらにジャパン

カップまで日を置くなら最善だ。

 しかし、ジャパンカップに出走は推薦してもらわねばならない。そして見ず

ものの外国馬を相手にする。率直にいってメドがつけがたい。それより、ちゃ

んと相手馬が分かって研究もできるレースが戦いやすい、メドもつけられる。

 秋華賞で見た限りのファビラスラフインは大物を思わせる。5戦4勝も立派、

牡馬で4戦3勝のフサイチコンコルドと比べて勝るとも劣らない。この後もな

るべく勝ち星を重ねていけるレースを選んで大物に育てたいものである。マイ

ルチャンピオンシップは牝馬や牡馬とわたり合わねばならないが、先行タイプ

であり、スピードひとつで押し切れぬものでない。


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