競馬評論家の天馬が
  中央競馬を辛口批評。

【トーク】
中央競馬にもの申す


アラブを守り通したい


 地方の園田、姫路競馬がサラブレッド導入を決めた。平成11年6月からサ

ラ3歳馬が初出走してくる。そして平成13年には現在のアラブと導入のサラ

ブレッドで半々の比率にする予定だ。これに伴って園田競馬場はコースを1

周1000bから1100bに拡張工事も行う。受入れ厩舎はすでに園田や西脇トレ

センで出来ている。

 競馬場側はサラブレッド導入で「競馬の活性化を図りたい」としているが、

アラブのメッカで親まれており、そこに時代の流れでサラブレッドを入れて

も「活性化」など望めぬと思える。わずかにJRAの地方交流レースに参加

や受入れができぬことはないが、それがどれほどのファン増や売り上げ増を

もたらすか微妙でしかない。

 正直いって園田、姫路競馬はJRAの地方交流レースを魅力に思えて“重

い腰”を上げているが、それが当て外れの心配もある。地方交流レースは地

方側に利点がないに等しい。むしろ騎手の招待レースが望まれる。それなら

サラブレッド導入の必要もない。アラブのメッカはそれを守り通したいもの

である。

 サラブレッドをアラブと同じコースで走らしたら、スピードの違いがファ

ンにも分かる。それでJRAもアラブ廃止に立ち至った。アラブだけ走れば、

そのたくましさにひきつけられる。アラブの生産者はほとんどが零細で小さ

い。JRAはアラブ廃止で、その人たちを苦しめている。地方の園田、姫路

でアラブを守り通してほしい。


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