競馬評論家の天馬が
  中央競馬を辛口批評。

【トーク】
中央競馬にもの申す


厩舎に世襲制を認めよ


 厩舎制度にメリットシステムの導入が進められている。メリットシステムは

厩舎の考課を優勝劣敗で厳しく行うものだが、競馬が優勝劣敗であり、その経

営に携わる者も優勝劣敗が至極当然のことである。7、8年前に調教師の定年

制を取り入られている。調教師は技術が大半以上を占めるとすれば、定年制な

どなじまない。

 その時にメリットシステムを取り入れるべきであった。JRAは「定年制で

活性化」と言っているが、それは逆で定年制はその年齢まで保証を与えるよう

なものである。傍目には活性化など、少しもうかがえない。年かさ調教師の切

り捨てだけである。年かさでも年若でも成績によって淘汰こそ、優勝劣敗の習

わしと言いたい。

 メリットシステムの導入で、調教師との話し合いが難行しているらしい。な

らば、メリットシステムを導入して、定年制の廃止が考えられる。それと、も

うひとつは厩舎の世襲制を認めたい。JRAは親と子も独立の個人として扱っ

ている。これが世間の目から見て矛盾しないでもない。親と子なら同じ厩舎で

経営に当たってこそうなずける。

 親と子が個々に厩舎の看板は揚げても手を携え合うものだ。それが親子の情

である。それを独立の個人としては、窮屈な馬房がさらに窮屈とならざるを得

ない。その親が廃業まで、子はその厩舎で働くことである。親の廃業で世襲す

るわけだが、兄弟がいればこれこそ独立個人としてJRAが馬房をほかから都

合しても与えることだ。


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