競馬評論家の天馬が
  中央競馬を辛口批評。

【トーク】
中央競馬にもの申す


水増しより充実心がけ


 5月中旬から6月上旬までにGTレースが5戦行われた。その中にはダービ

ー、オークスも含まれるが、これらのレースは伝統のものであり、開催日をず

らしたことが変更になっている。開催日はそうこだわることもない。問題なの

は新設のマイルカップと高松宮杯の大幅な距離変更である。この2レースは早

急に見直したい。

 マイルカップについては先にもこの欄で「元のダービートライアルに戻せ」

と述べたが、今もその思いが強くなるばかりだ。ダービーはJRAのbPレー

スである。しかるに、そのトライアルレースをなくすなどもってのほかだ。そ

れをマイルカップに改めているが、どう考えても、思っても合点のゆかぬこと

である。

 高松宮杯は大幅な距離変更をした。これも思えば不可解なことである。マイ

ルカップ新設と同時のことだが、それならマイルカップに新設せず、高松宮杯

をその趣向で変更すべきだった。この思案はあったかもしれないが、G1レー

スなら馬券が売れており、それで新設したかもしれない。しかし水増しは避け

て充実を心がけたい。

 中京はファンが増えている。高松宮杯にはレコードの約7万人が競馬場を埋

めた。JRAは京都、阪神、東京、中山で4大競馬場と呼ぶが、今や中京を加

えて5大競馬場というべきかもしれない。その中京で高松宮杯をマイルカップ

に代えて外国産馬のダービー匹敵レースにして行うなら中京ファンも歓迎と思

われる。この際に提言しておきたい。


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