競馬評論家の天馬が
  中央競馬を辛口批評。

【トーク】
中央競馬にもの申す


ファンにアンケート調査


 レースが大きく様変わりしている。NHK杯(5月12日)の変わりようは大

きいどころでない。まるっきりレースが変わった。このレースは昭和28年から

ダービートライアルとしてファンになじんできた。それが今年(44回)からマ

イルカップとして1600メートルのGTレースになる。50年近くの汗と脂がにじ

む資料の蓄積もパアだ。

 ある時期のJRA役員がその思いつきでレースを様変わりさせるが、それは、

権限の振るいすぎだといえる。中京の高松宮杯(5月19日)も距離を1200メー

トルに大幅に変更した。同種競技の宮杯が新聞の社会面で取り沙汰されたが、

JRAとして社会面種のようなことがないにしても返上を考えてもよかった。

 そのへんは素知らぬ顔で短距離レースばかりを並べるが、高松宮杯もこれま

での資料がパアである。こんな変更をやった役員には「データをどうしてくれ

る」と、文句の一つも言いたい。日本の競馬はファンがあって成り立っている。

JRAはアラブレースの廃止や外国馬に門戸開放など、大きい様変わりをやっ

た。

 それらでファンがどんな思いかアンケート調査をぜひ行いたい。また、PR

に大金をかけてファンを誘っているが、そのファンがレースにどんな思いを抱

くか、その調査も必要である。調査をマスコミに流すだけでなくて、レーシン

グプログラムに載せてファンへも知らせたい。「ファンあっての競馬」をゆめ

忘れぬことだ。


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