競馬評論家の天馬が
  中央競馬を辛口批評。

【トーク】
中央競馬にもの申す


装鞍所で乗り鞍を検量


 新人の騎手が初出走から快進撃で勝ち星を重ねる。これは当人にとって有頂

天の想い。そのとたん1着失格、30日間の騎乗停止(実効10日間)という制裁。

急転直下で、奈落のどん底に突き落とされた。“天才二世”の福永祐一騎手で

ある。周囲は唖然、ファンは的中馬券が“パア”。競馬のルールである(テレ

ビで聞く嫌な声)。競馬はレースの前後に負担重量を点検する。この失格はレ

ース後の検量で重量が1.8キロ不足していた。(1.8キロ増加も失格)。1着失格

は父親の福永洋一元騎手が昭和44年にしでかして以来の27年ぶり。「血は争え

ぬ」と笑い事でない。父の失敗が子の教訓にならなかった。この間に後検量不

足で失格をしでかしたのは3件がある。

 横山典も平成5年に5着して、後検量不足で失格した。他の2件も7着や4

着で着順としてファンに関わりがない。それが1、2、3着なら大問題である。

新人騎手は1レースでも多くレースに乗りたい。騎乗が増えれば連続騎乗にも

なる。その“乗り鞍”をある程度まとめて前検量してもらう。そこに落とし穴

があった。

 乗り鞍の置く順を間違えたのである。「介添をつけてやれ」の声も聞くが、

新人騎手は何事も身をもって知るにしかず。しかし、JRAも配慮が望まれる。

装鞍所で乗り鞍を再び検量したい。その鞍には前検量の重量を貼りつけて置く

なら効率的である。ともかく舞台裏の出来事にファンを巻き込むので二段構え、

三段構えで防がねばならない。




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