競馬評論家の天馬が
  中央競馬を辛口批評。

【トーク】
中央競馬にもの申す


マスコミに弱いJRA


 9日の土曜日に阪神大賞典が行われた。ナリタブライアンとマヤノトップガ

ンの“ぶつかり”に6万前後のファンを集めている。レースは“平成の名勝負”

と呼ばれるほどの叩き合いを演じた。このせっかくのレースを、JRAが日曜

日でなくて土曜日に組んでいるが、これをなじる声がそこここに聞かれる。

 “役物レースは日曜日”が定番だ。その例をあえて変えたのであるが、土、

日曜日の休日が多くなっており、この線からはうなずける。たまたま10日の日

曜日にマスコミ後援のレースを行った。ともかくJRAはマスコミに弱い。東

では、トキノミノル記念というレースをマスコミのレース名に変更している。

 トキノミノル記念の名をサブに残すが、ほとんどこの名は出てこない。西で

はシンザン記念のサブに、後援マスコミの名をつけている。東でも、このよう

にしたかった。後援マスコミもいろいろな新聞があって、JRAもこの軽重を

つけている。思えばマスコミにとって、あまり快いことでない。中にはGTレ

ースにマスコミ名もある。

 それも無理無理にレースをGTにした感がなくもない。JRAは大正時代に

ある一社のマスコミに攻撃されて“馬券禁止”という暗黒の苦難に泣かされた。

これでマスコミ迎合のJRAになっているが、ギャンブルという宿命を背負っ

ており、マスコミの気嫌とりも分かる。JRAがこれから脱却できてこそ「競

馬が市民権を得た」証しだ。


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