競馬評論家の天馬が
  中央競馬を辛口批評。

【トーク】
中央競馬にもの申す



名義貸しに罪意識なし

 名義貸しに、JRAの処分が出た。6日に発表しているが、それはこれまで の処分と大して変わらず、このたび関係した調教師が数多くて、その処分に差 があったぐらいである。名義貸しは法に触れた犯罪でない。ノミ行為は法律を 犯すことになる。その法を犯すものでなくて、JRAの規則に違反したという ことだ。  だから、これまでも名義貸しに罪の意識はない。それで違反する向きも出て くる。競馬が人気を呼んで“公正”をうたわねばならないが、それで管理が厳 しくならざるを得ない。これは当たり前のことである。その一つで名義貸しを 禁じた。競馬が今日の繁栄を呼ぶ前は、馬を持ってくれる人が大事な競馬のス ポンサーである。  それで名義貸しを知っても知らぬふりしていた。その競馬が隆盛になって“公 正”をうたいだすなら、名義貸しに目がつむれなくなる。こんな事情からも、 競馬社会で名義貸しを悪事と思わぬ向きが少なくない。6日の発表会見も平理 事が担当していた。JRAにとって重大事なら役付理事か、副理事長が会見に 出ている。  その会見の顔ぶれをみても、事件の程度が察しられぬでない。それを公共を 任じる有料テレビが夜のニュースで報じて大事件扱いしていたが、それほどの ネタでないことが分からなかったようだ。名義貸しを厳しくしていけば、共同 馬主クラブも追及が免れない。せっかく競馬の大衆化にひと役買っているが、 大衆化が“公正”をむしばむことにもなるが。

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