競馬評論家の天馬が
  中央競馬を辛口批評。

【トーク】
中央競馬にもの申す



Gレースの信頼落ちる

 秋の天皇賞、ジャパンカップ、有馬記念と並ぶ日程には無理がある。ファン として秋の天皇賞馬にジャパンカップに出走してほしいが、厩舎側はその馬の 距離適性も考えねばならない。その馬が類似距離の有馬記念へ出走したらなじ りたくなる。これはレース間隔といえなくない。時に秋の天皇賞で惨敗した人 気馬の動向である。  休養明け、特に病み上がりは調教師も「走らさせてみなければ」分からない。 そのために以前は平場のオープンレースがあった。あのシンザンもシーズン明 けをそのレースで負けている。もっとも、そのオープンに使うか、ぶっつけか で調教師と騎手で意見が分かれてモメもした。それほど三冠を目指す馬は神経 をつかっている。  JRAはその平場オープンをすべてなくした。どれもこれもGレースにして いる。Gレースはファンの信頼が高い。それで売れる。これは売り上げ至上主 義といわざるを得ないが、それで人気馬が惨敗なら信頼を落とすしかない。売 れるレースが売れなくなる。馬連はカネやタイコを叩いてファンを集めねば、 同じファンで続かない。  その新しいファンはGレースに無条件で飛びついてくれるが、そこで人気馬 の惨敗や調教代わりに使う馬あり、やがてGレースが信頼を失うことにもなる。 それはJRAが口癖の「公正競馬」に響きかねない。ジャパンカップの日本代 表馬は選考委員会で決定する。その候補に秋の天皇賞で惨敗した人気馬がいれ ば、大いに意見を戦わしてもらいたい。

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