競馬評論家の天馬が
中央競馬を辛口批評。
【トーク】
中央競馬にもの申す
伝統も資料もパアー
新理事陣がこれまた「何かやらねば」で大レースに手をつけた。それは「競
馬アラカルト」に記載の「距離体系に見直しかける」の通りであるが、全くも
って競馬の金看板である伝統を壊している。ダービートライアルとして40年以
上の伝統があって、ファンもなじんできたレースをマイルのGTレースに変えた。
ダービーも5月の最終日曜日から6月最初の日曜日に移す。
こう変わっては、今まで汗と脂のにじんだ資料がパアーになる。ファンは資
料を作り直さねばならない。それも競馬の楽しみではあるが、手間が大変であ
る。6月阪神と7月中京が入れ替わった。これで宝塚記念へ4歳馬も出走して
春の日本一争いになるが、日本一争いは年1回が値打ちであり、有馬記念とで
優勝馬の本拠地開催である。
まだ名称は未定であるが、4歳牝馬の三冠目レースを2000で新設する。しか
し本場の英国には牝馬三冠レースを設けていない。これは日本式だ。エ女王杯
は4歳馬以上になって文字通りの女王争い。今度の手直しで、これぐらいが合
点できる。高松宮杯は5月中京で1200のGTレースに変わるが、これも資料が
パアーになる。
短距離レースが増えた。これでは刹那的な快楽を追わすことになりかねない。
競馬の面白さは長距離で人馬の駆け引きぶりにある。新理事陣は競馬の楽しみ
を知っているのかと疑いたい。2年先に理事陣が新しく入れ替わる。その時は
長距離レースを増やすかもしれないが、首脳はしっかり競馬の伝統などを見据
えて、首を縦か横に振ってもらいたい。
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