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更新:1999.10.10


惜しい!エルコンドルパサー、半馬身差で頂点を逃す

=凱旋門賞結果=  今年の春に渡欧し、3戦2勝、2着1回という、素晴らしい結果を出した エルコンドルパサー。その遠征の最終目標である凱旋門賞(GT、2400メー トル)が10月3日、フランスのロンシャン競馬場で行われた。当日の馬場発 表が日本でいう不良で、凱旋門賞始まって以来の極悪馬場。ここまで悪くな れば、どの馬も条件は同じという声さえ聞こえたほどだ。  レースはエルコンドルパサーが逃げるという、予想外の展開。終始マイペ ースで運び、直線で他馬を突き放しにかかるが、絶妙のタイミングで追いだ された1番人気のモンジュー(M.キネーン、仏・愛ダービー馬)に半馬身 差交わされてゴール。残念ながら歴史的快挙達成はならなかった。なお、3 着はイスパーン賞でエルコンドルパサーに先着したクロコルージュ、4着は 昨年の凱旋門賞2着馬のレゲラ、5着はドイツの雄で、昨年の凱旋門賞3着 のタイガーヒル。  蛯名騎手の「スタートがよかった。先頭に立ってからの折り合いはとても よかった。最後はよく踏張ったけどなぁ……」というコメントからも、あと 少しのところで勝利を逃した悔しさがよく分かる。  だが、これまでヨーロッパの中距離路線に挑んできた日本馬がことごとく 惨敗したことを考えると、この2着は何物にも替えがたい価値があるのは間 違いない。  なお、エルコンドルパサーはこのまま引退することが濃厚。彼の果たせな かった夢は産駒に託されることになる。

森調教師、武豊騎手のコンビがまたまた快挙

=アグネスワ−ルド、仏GTを制す=  昨年の夏にシーキングザパールでフランスのGT、モーリス・ド・ギース 賞を制した森調教師、武豊騎手のコンビがまたやってくれた。  凱旋門賞のひとレース前に行われたGT、アベイユ・ド・ロンシャン賞( 芝1000メートル)に挑んだアグネスワールドが見事勝利を収めた。  スピード豊かな同馬にとって、当日の重い馬場はどうかと思われたのだが、 このレースは直線だけで行われるため、普段は使っていないコースを使用す るので、それほど荒れていなかったのが幸いしたようだ。  スタートよく飛び出したアグネスワールドは、2、3番手でうまく流れに 乗ってレースを進める。ラストはともに抜け出したインペリアルビューティ ーとの叩き合いになったが、ゴール前の首の上げ下げ(発表は短頭)を制し た。なお、同レースに出走したドージマムテキ号は着外に終わった。  武豊騎手は「素晴らしいスタートが切れました。芝は水分を含んでいて、 かなり重い感じはしましたが、ちゃんと生え揃っていたので、馬は気分よく 走れたようです。タフなコンディションの中、本当によく頑張ってくれまし た」とコメントしている。なお、この日の武豊騎手は3戦して1勝、2着2 回とパーフェクト連対を記録している。  アグネスワールドは札幌3歳Sなど重賞勝ちはあるものの、GT制覇はこ れが初めて。初GT勝ちが海外というのも、またすごいことだ。

「秋だ!競馬場へ行こう」を京都・東京でも実施

 JRA日本中央競馬会は、第4回阪神競馬、第4回中山競馬で実施した「 秋だ!競馬場へ行こう!JRA90’s Memorial Fair」と題 した開催日イベントを、第4回京都競馬、第4回東京競馬開催中(10/9〜 10/31)にも、引き続き実施している。  主なイベント内容はグレートホース・ピンバッジプレゼント、メモリアル ホース馬像展示、馬名入りゼッケンプレゼント、メモリアルショットサービ ス、ファミリー向けイベントなど。  また、京都、東京競馬場でも、それぞれ独自のイベントが用意されている。  なお、上記のイベントは、天候等の理由により変更、または中止となる場 合があるので、あらかじめご了承願いたい。

伊藤直、久保田騎手が調教中に落馬

 伊藤直人騎手、久保田英敬騎手が10月8日の調教中で落馬、このため9、 10日のレース騎乗を取りやめた。  伊藤直騎手は臀部打撲、左股関節捻挫の診断で約1週間の安静加療、久保 田英騎手は頭を打っており、数日間の安静加療、及び精密検査を要するとい うことである。

エリザベス女王杯に2頭の外国馬が予備登録

 11月14日のエリザベス女王杯(GT、京都)には2頭の外国馬が予備登録 を済ませた。アンギラ(5歳、アメリカ)とアルボラダ(5歳、イギリス) で、今後は参加意思の確認を行っていく。  スワンSに予備登録していたイギリスのタンブルウィードリジは、関係者か ら出走辞退の連絡が入った。これにより、今回のスワンSには外国からの参 加がなくなった。

11月8日に藤森神社で「しんしん祭」祭

 京都・伏見の藤森神社本殿で「しんしん祭」が、11月8日(月)正午から 斎行される。平成8年から始まって今年が4回目だが、厳粛な神事の中に競 走馬の大絵馬の奉納があったり、式典後は楽しいイベントも用意されていた り、競馬関係者をはじめ、多くの人が集まる。今年は菊花賞の翌日に斎行さ れる。見事的中ならお礼を兼ねてもよし、残念にも外してしまったら次のチ ャンスの必勝を祈願するもよしで、一度参拝に行かれてはどうでしょうか。  藤森神社は約1800年前、神功皇后により創建された。菖蒲の節句発祥の神 社としても知られているが、今日では勝運と馬の神様として、競馬関係者、 競馬ファンの参拝で賑わっている。  「しんしん祭」は馬と競馬を愛する人たちの祭事として始まった。競馬を 含む馬事全般にわたる安全と安泰、さらには勝運を祈願する神事である。「 しんしん」とは、馬たちが先を競って疾走するさまの意味があるという。競 馬の祭事にふさわしいと命名されたわけだ。  藤森(ふじのもり)神社の所在地は京都市伏見区深草鳥居崎町609。京阪電 鉄の墨染駅、または藤森駅、JR奈良線の藤森駅が電車の場合の最寄り駅。 すぐ隣といえる位置に京都教育大学がある。  なお、藤森神社では毎月5日に願駈祭(がんかけさい)が斎行されている。 的中しなかった勝馬投票券を焼納して、新たな勝運を祈願する神事である。

渡邊隆氏がランセルゴールド賞にノミネート

 我々に大きな夢を与えてくれたエルコンドルパサーの馬主、渡邊隆氏がフ ランスにおける競馬表彰の一つであるランセルゴールド賞の最有力受賞候補 にノミネートされたとJRAから発表された。  ランセルゴールド賞とは、ランセル社の主催で5年前に創設され、年間を 通して最も顕著な功績を残した競馬関係者に送られる賞のこと。第1回の19 95年の平地部門では女性調教師として初めて仏オークスを制覇したコリーヌ ・バルブ調教師、その後はペリエ騎手(2回)、ブフ騎手が受賞している。

江田照騎手がJRA通算300勝

 江田照男騎手(27歳、美浦・フリー)は10月10日の4回東京競馬2日目4 RミススマコバでJRA通算300勝を達成した。現役36人目。  平成2年3月デビュー。10年目の今年で到達したわけで1年30勝ペース。 ずば抜けた人との比較はともかく、このペースは決して遅くない。

二本柳騎手、打撲で1週間の加療

 10月10日の2回福島競馬4日目2Rで二本柳壮騎手(18歳、美浦・鈴木康 厩舎)はサムサラに騎乗したところ、ゲートインの際に落馬してケガを負っ た。馬は放馬し、疲労が著しいとして発走除外になった。  二本柳騎手は両手・左足の打撲で、約1週間の加療を要するという診断だ った。この3月デビューの新人だが、6月27日の函館競馬で左肩甲骨々折な どで全治1か月のケガをしたこともある。今回は打撲程度で済んで、まあ幸 いだった。