「競馬ニホン」の中央競馬情報サービス
更新:1999.8.8
降雨で函館〜札幌間の輸送に影響及ぼす
札幌開幕週の中間は、北海道南地方が相当な降雨に見舞われた。函館〜札
幌間の輸送経路の国道5号線が通行止め、迂回路の229号線も片側一方通行
の事態を招いたため、8月1日はトレーニングセンターから札幌への輸送
馬56頭(栗東所属12頭、美浦所属44頭)がいったん函館競馬場に入厩、また、
函館から札幌への輸送予定馬46頭も急きょ取りやめた。2日には函館から札
幌への輸送が可能となり101頭が札幌入りしたが、こういう状況を重視した
JRAは8月7、8日の1回札幌競馬1、2日目は出馬投票後の輸送を行わ
ないことに決めた。各地で集中豪雨の被害が続出しているが、北海道地区で
も雨はかなりの影響を及ぼした。ただし、5日から競走馬輸送は通常ルート
に戻っており、このまま何事もなければ、3、4日目以降は出馬投票後の輸
送が可能になる。
種牡馬ダンシングブレーヴ死亡
JBBA静内種馬場で繋養中の種牡馬ダンシングブレーヴ(17歳)が8月
2日午後2時10分、急性心不全のため、同種馬場で死亡した。1983年にアメ
リカで生まれたダンシングブレーヴはヨーロッパで活躍、凱旋門賞やキング
ジョージ&クイーンエリザベスSなど10戦8勝、ヨーロッパ年度代表、ヨー
ロッパ最優秀4歳馬に選出され、抜群の人気を誇った。奇病とされる「マリ
ー病」を克服、英・愛ダービー馬コマンダーインチーフ、伊ダービー馬ホワ
イトマズル、さらに1991年に輸入後はキョウエイマーチ、エリモシック、キ
ングヘイローなどを輩出した。昨年も今年も50頭に種付けをしているが、こ
の先の期待が大きく、残念でならない。
武豊騎手、今回の仏遠征では勝てず
武豊騎手は8月7、8日には札幌で騎乗したが、この後、再びフランスへ
向かう。ところで、8月2、3日にドーヴィル・トゥク競馬場でプレーした
が、未勝利に終わった。2日は3、5、6、7Rに騎乗、5RのGU・アス
タルテ賞ミスベルベールで2着、7Rジュガンゴでも2着に入った。3日は
3Rティーフォートゥーで4着だった。
交通事故の岸騎手、1か月の入院加療
岸滋彦騎手(29歳、栗東・梅田厩舎)が交通事故で負傷した。8月6日午
前0時10分ごろ、小倉北区で車にはねられ北九州市内の病院へ運ばれた。意
識はしっかりしているが、診断は脳挫傷の疑い、右膝内障、右腓骨々折だっ
た。約1か月の入院加療が必要という大ケガ。
エクウス梅田で「障害者乗馬の世界&池依依絵画展」
プラザエクウス梅田(大阪市北区茶屋町19−19 アプローズタワー11F)
では8月18日(水)から30日(月)まで『人と馬との優しい関係 '99 障害
者乗馬の世界&池依依(いけ・いい)チャリティー絵画展』を開催する。
障害を持つ方々に乗馬の機会を提供し、健康や暮らしの質の向上を支援す
るこのことは、昨年3月に発足したRDA(Riding for the
Disabled Association)Japanを中心に活動の
輪が広がりつつあるといわれる。本展はパネルと映像でRDA Japan
の活動を紹介するとともに、車椅子を贈るための活動を続ける画家・池依依
氏による「チャリティー絵画展」、障害者の方々によって描かれた絵を展示
する「馬の作品展」が併設される。
また、障害者乗馬の今後について考える「パネルディスカッション」を実
施する。このイベントは26日(木)14時から1時間程度、ゲストを招いて話
し合う予定。
開館時間は11時〜19時30分。入館は無料。ただし、24日(火)は休館。
バーデンバーデンへJRAから松永幹騎手を派遣
JRAは8月27日(金)に松永幹夫騎手(32歳、栗東・山本厩舎)をドイ
ツのバーデンバーデン競馬場(JRAトロフィー競走が行われる)に派遣す
ると発表した。JRAとドイツのインターナショナルクラブでは昨年から交
換競走当日に騎手招待競走を設けており、派遣依頼に応じたもの。
JRAではこの6月27日に福島競馬場で交換競走、バーデンバーデンカッ
プや騎手招待競走を行った。
武幸騎手がアメリカへ出張
武幸四郎騎手(20歳、栗東・フリー)が出張届けを提出した。8月9日か
ら9月2日のかなり長期にわたるもので、行き先はアメリカ。騎乗について
は未定とか。
北海道所属馬強し
8月7日の1回札幌競馬1日目6Rの3歳500万クラスの交流レース(ダー
ト1000メートル)は10頭中、JRA所属が1頭ということもあったが、北海
道所属馬が幅を利かし、先週の函館3歳Sのエンゼルカロ、チトセシャンハ
イに続いてみせた。この時期の3歳馬はキャリアが非常に重要で、その点で
は公営所属の方が有利といえなくもないが、それにしても見事。
橋本広騎手は左下顎、左前胸部打撲
8月7日の2回新潟競馬7日目第6R(3歳新馬)リアルスターで馬場入
場後に落馬し負傷した橋本広喜騎手(27歳、美浦・フリー)は診断の結果、
左下顎、左前胸部打撲が判明した。このため、あとのレースはほかのジョッ
キーにが乗り替わっている。しかし、経過がよく、翌8日には予定通り騎乗
した。
また、同じ7日の1回小倉競馬7日目第5Rの障害未勝利戦で落馬した西
谷誠騎手(22歳、栗東・フリー)は右手首の捻挫で済んだ。
福永騎手、イギリスで19着
ヨーロッパに出張中の福永祐一騎手(22歳、栗東・北橋厩舎)は8月7日
にイギリス・アスコット競馬場で騎乗した。3Rのトート・インターナショ
ナル・ハンデキャップS(芝直線1400メートル、27頭立て)でバルテックス
とのコンビで挑んだが、結果は19着に終わった。しかし、本場の実戦を経験
したことは、調教とはまた違った感触が伝わっただろう。今年は桜花賞制覇
のすぐ後に落馬、そして手術と、喜びと苦しい思いが錯綜する。つらいリハ
ビリに耐えてつかんだヨーロッパでの騎乗、これを今後に生かしてほしい。
☆関屋記念あらかると☆
◎1分32秒の壁を破る
リワードニンファが、その名前通り妖精の如く駆け抜けて、うれしい重賞
制覇。しかも、タイムが1600b1分31秒6の超レコードだから二重の喜び。
JRAのそのレコードは平成6年9月11日、中山・京王杯オータムHでサク
ラチトセオーがマークした1分32秒1。とうとう1分32秒の壁を破った。ち
なみに、昨年アメリカ・ベルモントパーク競馬場でエリュージヴクォリティ
がマイルを1分31秒6で走ったそうである。マイルは約1609.3メートル。上
には上がいるものだが、リワードニンファのこの時計の価値はいささかも色
あせない。
◎2着ブラックホークも立派
昨年の安田記念以来のレース、1年2か月ぶりを物ともせず、ブラックホ
ークは2着に入った。これも立派。長期ブランク明けで重賞Vは、サクラス
ターオーの菊花賞がつとに有名だが、昭和63年オールカマーでスズパレード
は461日の空白を見事に埋めたものだ。
ダンシングブレーヴ産駒頑張る
8月2日に急死したダンシングブレーヴ。その死を惜しむかのように、8
月7、8日はその産駒が活躍した。新潟土曜10R(尖閣湾特別)ではベリー
リズミック、札幌日曜10R(羊蹄山特別)でダンシングチアズが勝った。ほ
かにも500万条件のフリートスティードもV。「亡くなった種牡馬の産駒は
走る」ものらしい。