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更新:1998.8.16
武豊、JRA所属馬で仏GT制す
=レコードの快走シーキングザパール=
いつかこんな日がやって来るのは分かっていた。JRA所属馬が欧米のG
Tを制すという夢が、武豊騎手とシーキングザパールが現実のものとした。
それも、1300メートル(芝・直線)1分14秒7のコースレコード。ヨーロッ
パに衝撃、そして、強烈な印象を植えつけた。
モーリス・ド・ギース賞(4歳以上、GT、総賞金約2100万円)は8月9
日、フランス・ドーヴィルで快晴の良馬場に12頭が集まった。
シーキングザパールにとっては何もかもが理想的に運んだ。スタートを決
めての逃げ。ペースは速くても単騎で行けたことが重要だった。それに、何
といってもメンバー層が手薄だった。GT勝ちはパドレポンス、ハイールの
2頭だけで、それも3歳時のこと。いわば一流半といった印象ではあった。
だからといって、シーキングザパールの値打ちは少しも下がらない。1981年
のこのレース(当時はGU)はムーアスタイルが1分15秒2で優勝し、それ
がコースレコードとして長く残っていた。それを0.5秒も上回ったのである。
立派だった。なお、1300メートル1分14秒7を1200メートルに単純換算すれ
ば1分8秒9か1分9秒0に相当する。
2着には1馬身差でモッセ騎乗のジムアンドトニックが入り、3着は1馬
身差でロバーツ騎乗のムシーアが入った。パドレポンスは8着、ハイールは
10着に沈んでいる。
武豊騎手は平成6年、このロンシャンで行われたムーラン・ド・ロンシャ
ンをスキーパラダイスで勝っており、海外GT2勝目となった。この日の同
騎手はシーキングのほかに3頭騎乗し、5、2、2着とハッスルした。11日
には1頭騎乗で着外。12日は4頭騎乗、7Rバルロイ賞をファースプリング
で勝ち、海外22勝目を飾った。また、15日にも4頭に乗り、4、10着以下、
3、10着以下だった。
シーキングザパールは11日午前6時にドーヴィルをたち、午後3時にニュ
ーマーケット(英)に着いた。疲れはないというから、次走ムーラン・ド・
ロンシャンがますます楽しみになってきた。
岡部騎手モドーヴィルで騎乗。8月11日には2Rウォークアローンで5着
に入った。15日にはサニーヌという馬で8着。勝てはしなかったが、ジャッ
ク・ル・マロワ賞(タイキシャトル)へのいい肩ならしになっただろう。
シーキングザパール、タイキシャトルは厳密にいえばアメリカ生まれの日
本調教馬である。今では日本の馬といっていいのだろうけれど、夢のさらに
その向こうには、日本産で本場のGTを手にしたいところだ。つい先だって
は社台ファーム生産のリムノスが仏のGUを勝っている。ここまでレベルが
高くなったのだから、近い将来、必ず日本産馬で欧米のGT勝ちが出ると確
信する。
みちのくと好相性の柳田厩舎
盛岡競馬場(オーロパーク)の交流重賞クラスターカップ(GV、ダート
左1200メートル=8月14日)は、ファーストアローがハナ差で勝ち、自身初重
賞を物にした。これで柳田厩舎、松本騎手は昨年のトシヴォイスに続いて、
このレース連覇を達成した。それも、昨年はアタマ差(2着がフジノマッケンオ
ー)、今回がハナ差(2着が元中央ユーコーマイケル)というのだから、どう
やらみちのく競馬は柳田師、松本騎手にとって「大吉」のようだ。
ちなみに、柳田師は一昨年もこのレースにヤングエブロスを送り出して2
着なので、同レース3年連続で連対を果たしたことになる。
土曜の札幌で馬連8万円
8月15日の札幌競馬(1回札幌3日目)8Rで大穴馬券が飛び出した。サ
ラ系500万下、芝1200メートルのこのレースはフルゲート16頭。混とんとした
情勢ではあったが、勝ったのは7か月ぶり、ブービー人気のチェックメイト。
18キロ増、鞍上がなじみの薄い道営ジョッキー(宮崎光)とあっては人気薄
も当然かもしれない。これの単勝が2万180円。オギスイートハートとの馬連
(6−13)は何と8万660円をつけた。
横山典騎手は仏で9着
フランス・クレールフォンテーヌ競馬場で8月14日、横山典騎手は2Rラ
ジオノスタルジカーン賞にセラヤで騎乗した。結果は、残念ながら12頭立て
の9着。