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更新:1998.2.22
谷八師、田原騎手が引退式
2月22日、阪神競馬の昼休み時間を利用して、2月28日をもって引退の谷
八郎調教師、田原成貴騎手の引退式が行われた。
セレモニーの後、谷八郎師は「調教師生活をまっとうできて無上の喜び」
と語った。田原騎手は昭和53年3月、谷八厩舎のテンシンニシキで初騎乗初
勝ち。そして、ラスト騎乗は2月21日、兄弟子である田島良保調教師が管理
するメガラで2着だった。このことを彼は「とても幸せ」と表現している。
谷八郎調教師(75歳)は騎手や兵役を経て、昭和34年3月1日に厩舎開業。
40年近い調教師生活の中で、何といっても昭和46年の二冠馬ヒカルイマイが
印象深い。だが、谷八郎さんは馬もだが、人を育てた。長男が調教師(谷潔)
だし、田島良保(現調教師)、田原成貴(新調教師)、そして幸英明と、立
派なジョッキーを送り出している。競馬会への貢献はかなりと自負してよか
ろう。
“師”が引退、“弟子”田原が新調教師としてスタートする。こういうの
も、何かの因縁なのかもしれない。田原騎手の師である谷八郎調教師は騎手
としては30勝(中央競馬になって以降の記録)止まりだが、調教師として651
勝を挙げたばかりか、多くの人を育て成功した。騎手・田原といえば、いわ
ずと知れた一流ジョッキーである。名騎手がどんな調教師を目指して歩むの
か、その点にも注目したいものだ。
2月28日、中山競馬の昼休みには勇退する鈴木清調教師(74歳)の引退式
が行われる。調教師になってから1年間、アメリカへ研修に行くなど、研究
心旺盛な調教師。それがジョセツやイナリワンを育てた原動力といっていい
かもしれない。
美浦所属のほかの調教師・騎手に関しては引退式を行わない。
ローゼンカバリー香港へ名乗り
98クイーン・エリザベスU世カップ(4月19日、香港シャティン競馬場、
芝2000メートル)にローゼンカバリー(牡6歳、美浦・鈴木康厩舎)が登録
した。3月3日に香港ジョッキークラブが選出馬を決定するが、日本からは
1頭なので、ローゼンが選ばれる可能性は高いだろう。
このレース、昨年は日本からダンスパートナー、マイネルブリッジが参加
したが、ともにスタートが悪く8、9着に敗れている。
キョウトシチーがドバイ遠征
第3回ドバイ・ワールドカップに日本のキョウトシチー(牡8歳)が招待
され、関係者はこれを受諾した。
中尾謙調教師は「馬主さんと話し合って決めました。せっかく選ばれたこ
とだし、めったにないチャンスなので、大変光栄に思っています。松永幹夫
騎手に騎乗を依頼する予定です」とコメントした。
キョウトシチーはJRA競馬で28戦7勝、2つのダート重賞を制する大物
だが、最近は交流重賞の主として知られている。地方での交流戦は15戦して
4つの大レースに勝っている。
3月10日(火)に栗東を出発して美浦で検疫。17日(火)に成田を経ち、
台北・香港経由で、18日(水)にドバイ着の予定。
園田の招待戦は地方勢奮起
2月17日(火)に園田競馬場で行われた第22回中央競馬騎手招待競走(ア
ラブ系5歳以上、ダート1800メートル、1着賞金350万円)は南井、小原、後
藤、幸、大西、江田照のJRA6人、地元6人で争われたが、地元・永島騎
乗の5番人気馬ナカトップパレードが2分2秒2で優勝した。2着は半馬身
差で、これも地元・平松が乗ったハクバラッキーが入った。1番人気になっ
た南井のエスペラントタカシは4着、小原7着、後藤8着、幸9着、大西10
着、江田照12着だった。
地元勢が気を吐いたわけだが、江田照騎手は7Rのアラブ系競走で2番人
気のサツキトップワンに乗り、見事優勝した。
大物が次々に現役引退
=今度はマーベラスとサニー=
超ド級のいわゆる“絵になる”馬の現役引退が相次ぐ。今度はマーベラス
サンデー、サニーブライアンがターフに別れを告げる。さみしいが、これが
勝負の世界。新しいスターは必ず出現する。
マーベラスサンデーは2月19日に登録抹消届けを提出、20日付けで受理さ
れた。昨年は宝塚記念を制し、晴れてGTホースの仲間入り。年末の有馬記
念も休み明けにかかわらず2着と、7歳の今年も十分な活躍が見込まれたも
のだ。だが、強い馬の宿命である故障には勝てなかった。「随分いろいろな
ことがあった。二度の大ケガ、腹痛で死にかけもした」と、大沢師がしみじ
み述懐するほどである。それを乗り越えて、サクラローレルやマヤノトップ
ガンに肩を並べるほどに評価された。今度は種牡馬としてライバルになる。
供用は今シーズンからで、繋養先は北海道新冠のCBスタッド。引退式につ
いては未定とのこと。
15戦10勝、2着2回、3着1回で複勝率8割6分7厘とすごいし、獲得賞
金6億686万5000円は歴代13位、現役1位である。
同じCBスタッドで昨年の二冠馬(皐月賞、ダービー)サニーブライアン
も繋養される。ダービー勝ち後に故障、いったんは光明が射したが、再び挫
折、現役続行を断念に至っている。今月いっぱいは美浦にいて、3月初旬に
北海道へ旅立つ予定。中尾銑師は「競走馬にとって致命的な屈腱炎だから、
残念だが仕方ない。素晴らしい種牡馬になり、よく走る仔をたくさん出して
くれることを祈る」と、若い種牡馬(5歳)となるサニーブライアンにエー
ルを贈った。
引退式は3月8日(日)に中山競馬場で行う。
13歳ミスタートウジンJRA最高年齢で出走
今年13歳のミスタートウジン(牡、栗東・福島信厩舎)が2月22日の1回
東京8日目10R・銀嶺S(オープン、ダート左1400メートル)に1年7か月
ぶりで戦列に復帰した。つい先だっては10歳ケイティタイガーが障害の重賞
を勝って話題を提供したものだが、13歳で出走というのは、JRAでは聞い
たことがないくらい。さかのぼって昭和31年の小倉でアリサトという馬が13
歳で3走した記録は残っている。だが、同馬はマル特馬と呼ばれ、頭数確保
のため小倉競馬に限って出走が認められていた地方所属馬だったから、JR
Aとしては最高年齢出走馬であろう。
ちなみに、地方競馬はというと、平成3年に中津競馬(大分県)で引退し
たテイサウンドが15歳だった。アラブでは、あのウズシオタローが平成元年
に14歳で引退している。
海外ではすごいのがいる。1808年生まれのイギリス産マークスマンは6歳
でデビューして20歳まで走り78戦32勝、その最後の1勝が20歳でだから驚き
だ。そこまでさかのぼらなくても、1982年生まれのアメリカ産プレーイング
ポリティクスは17歳の今年も現役を続けている。4歳時にはケンタッキー・
ダービーでスペンドアバックの3着など強い馬で通算200戦以上していて、今
年1月4日には勝利を挙げた。
テイオージャの名が甦る
オールドファンには懐しい名前のテイオージャが2月21日の東京競馬で新
馬戦を制した。先代のテイオージャは昭和55年のダービーでオペックホース、
モンテプリンスに続いて3着に入った、れっきとしたオープン馬だった。8
歳まで走って、平障通算52戦11勝(重賞は東京障害特別・秋)。現在、この
ほかにも4歳ブラビオー(先代は昭和56年の関屋記念勝ち)、6歳サニーワー
ルド(先代は昭和46年のオークス2着馬)、6歳タカライジン(先代は昭和
36年〜40年まで74戦26勝、JRA最多勝馬)などがいる。
馬名のルールは現在、通常5年、重賞勝ち馬名は10年を経ると使用してよ
いことになっている。ただし、繁殖に供している馬やGTホース名は認めら
れない。
1開催の出馬投票頭数レコード
平成10年第1回東京競馬の出馬投票頭数は4,110頭で、1開催最多出馬投票
頭数レコードとなった。従来のレコードは、平成10年第1回中山競馬の2,902
頭。また、その他関連レコードは下記の通り。
◇1日最多出馬投票数 平成10年1回東京4日 579頭
◇1日最多除外頭数 平成10年1回東京4日 393頭
◇1開催最多出馬投票頭数 平成10年1回東京 4,110頭
◇1開催最多除外頭数 平成10年1回東京 2,693頭
なお、1回東京競馬の1開催出走頭数は1,396頭で、東京競馬のレコード。
従来の東京競馬のレコードは、平成8年4回東京競馬の1,342頭。
1・2回阪神競馬の馬場状態
<芝コース>
オーバーシードを播種したが、冷え込みが厳しく、十分な成長がないため
昨年より多少葉長が短くなっている。
◇第1回阪神
前4Cコース(内から5メートルの仮柵)使用 1周1725.7メートル
幅員20.0メートル
後4Aコース(フルコース)使用 1周1694.3メートル
幅員25.0メートル
◇第2回阪神
前4Bコース(内から2.5メートルの仮柵)使用 1周1710.0メートル
幅員22.5メートル
後4Aコース(フルコース)使用 1周1694.3メートル
幅員25.0メートル
◇開催当日の葉長 約8センチ(従来通り)
※移動柵に関しては、傷み具合いによって変更もありうる。
<ダートコース>
特記事項は特にないが、凍結防止剤を散布しているため、多少乾きにくい
状態になっている。
◇砂厚 約7センチ(従来通り)
<障害コース>
野芝で施行。
◇開催当日の葉長 約4センチ(従来通り)
2・3回中山競馬の馬場状態
<芝コース>
第1回開催終了後に点検、補修を行い、引き続きオーバーシード(トール
フェスク)の状態で施行。また、今開催から第3回前2日までの10日間はB
コース(本柵から3メートル外側に設置)、後6日についてはAコース(本
柵)を使用。
[その他特記事項]
◇第2回及び第3回開催前2日(Bコース、3メートル移動柵)
1周距離 内回り1,686メートル 外回り1,859メートル 幅員29メートル
◇第3回開催後6日(Aコース)
1周距離 内回り1,667メートル 外回り1,840メートル 幅員32メートル
芝馬場の損耗状態によっては、発表したコースを変更する場合がある。
◇開催当日の葉長 約8センチ(従来通り)
<ダートコース>
特に変更事項はなく、開催に備えて砂厚調整を実施した。
◇クッション砂厚 約7センチ(従来通り)
<障害コース>
特記事項なし
1回中京競馬の馬場状態
<芝コース>
昨年の第3回開催から、トールフェスクによるオーバーシードを実施して
いるが、今開催も引き続きオーバーシードで施行される。芝の生育状態は緑
を保っているが休眠状態で、伸び始めるにはまだ1〜2週間必要と思われる。
[特記事項]
◇前6日Aコース(0メートル) 1周距離1,600メートル
幅員28メートル
◇後2日Bコース(3メートル) 1周距離1,618.8メートル
幅員25メートル
◇芝の葉長 6〜8センチ
なお、芝馬場の損耗状態によって、発表したコースを変更する場合がある。
<ダートコース>
昨年の第3回開催から、スタート地点等の路盤点検と、砂厚調整を実施。
気象条件に応じ馬場の凍結防止剤を散布する。
[特記事項]
◇形状 1周距離1417.8メートル 幅員25メートル クッション砂厚 約7.5
センチ(従来通り)