1日(水)
イギリス警察当局は1日、国内の競馬で八百長などの不正行為があった疑いを強め、中部ヨークシャーなど各地を一斉に捜索し、騎手3人と調教師1人を含む16人を拘束した。拘束された者の中には、日本でも騎乗(12勝)したことがあるイギリスのトップジョッキー、キーレン・ファロン(39)も含まれている。
丹内祐次騎手は30日の高崎競馬第7Rで最後の直線で外側に斜行して他馬の走行を妨害、高崎競馬裁決委員から7日間の騎乗停止処分を受けた。JRAは1日、これを受けて4日から19日(実効6日間)までの騎乗停止処分を下した。
2日(木)
八百長疑惑でロンドン市警察に1日拘束されたイギリス競馬関係者16人のうち、キーレン・ファロン騎手はじめ12人が保釈された。
九州競馬記者クラブは2日、夏の小倉開催で活躍した騎手らに贈る2004年度の「小倉ターフ賞」を福永祐一騎手に贈ることを決めた。同騎手は4年ぶり3度目の受賞。
皐月賞2着、ダービー8着の道営所属馬コスモバルクは2日、旭川競馬場で行われた北海優駿(3歳、ダート2100m、10頭)に出走、1番人気に応えて優勝した。この後はセントライト記念(3着以内)から菊花賞を目指す。
4日(土)
清水出美調教師は札幌競馬第10Rでサクラギャラクシーが勝ち、JRA通算300勝を達成した。
5日(日)
新潟2歳Sは1番人気のマイネルレコルト(牡、父チーフベアハート)が直線鋭く伸び、無キズのV3で重賞初制覇。小倉2歳Sは連闘で臨んだ4番人気のコスモヴァレンチ(牝、父マイネルラヴ)が快勝、新馬一重賞Vを果たした。「マイネル・コスモ軍団」が東西の2歳重賞同時制覇を飾った。
9月の中山を最後に引退する坂井千明騎手(53)が5日、新潟2歳Sの本馬場入場で誘導馬に騎乗、最終レース騎乗後に“ラスト新潟”のセレモニーが行われた。
3連単先行発売最終日の5日、札幌競馬9R・HBC賞(1200m、15頭)でJRA3連単最高配当が飛び出した。9番人気のケイアイギャラリーが快勝、2着に3番人気馬、3着に8番人気馬が入り、72万570円の3連単最高配当、また、札幌競馬史上最高額となった。
5日の札幌競馬(1回札幌)で3連単の先行発売が終了、1日2レース(9Rと12R)の計16レース発売したが、平均払戻金は10万6526円。3連単の平均シェアは46.8%。また、2回函館と1回札幌で行われた「はくぼ競馬」も5日で終了した。1回札幌競馬の発売金は537億9241万400円となり、対前年比114.1%と昨年を大きく上回った。
夏の2、3回新潟競馬のリーディングジョッキーは37勝をあげた柴田善臣騎手、また、同じく夏の2、3回小倉競馬のリーディングジョッキーは24勝の安藤勝己騎手で、ともに同開催の最多勝。
7日(火)
坂路馬場平坦部の延長工事のため7月5日から閉鎖されていた美浦トレセンの坂路コースが7日、仮オープンした。400m延びて1200mになる全面オープンは11月30日の予定。
8日(水)
JRAは8日、17頭以上の競走においても3連単の発売が可能になったと発表した。農林水産大臣の承認を得たもので、これにより11日からの3連単全国発売は予定通り、全場後半4競走で発売される。
10日(金)
JRAは10日、GIレースのレコードタイムの取り扱いを変更すると発表した。これまでは距離変更など馬場の改修があった場合には基準タイムを設定。これを上回ったうちの最高をレコードとし、改修前のレコードは参考記録としていた。今後は改修の前後を問わずに最高タイムをレコードとする。改修後に限っての最高タイムは参考記録とする。今回該当するGIは天皇賞・秋、ジャパンカップ、ジャパンカップダート、オークス、フェブラリーS(いずれも東京開催)の5レース。
11日(土)
新馬券「3連単」の全国発売が11日、スタートした。発売レースは中山、阪神、札幌競馬とも後半4レースで、計12レースの売り上げは前年比109.4%、式別シェアは38.3%を占めた。この日の最高配当は札幌競馬第9R(3歳上500万)の24万8250円で平均払戻金は6万8563円だった。
田中勝春騎手は中山競馬第10R初風特別のヒシフェアレディで勝ち、JRA通算1000勝(9576戦目)を達成した。史上20人目、現役9人目。重賞は92年にヤマニンゼファーで安田記念を制したGI1勝を含む29勝をあげている。
ウインズ浅草の地下2階にエクセルフロア(有料)が11日、オープンした。席数は432席で、1席500円。
12日(日)
安藤勝己騎手は阪神競馬第9R西脇時別のセノエダイナで勝ち、JRA通算400勝(2842戦目)を達成した。現役29人目。なお、400勝中190勝(1646戦)を地方在籍時代にマークしている。重賞は今年のダービー(キングカメハメハ)はじめGI6勝を含む27勝。
吉田豊騎手は中山競馬第7Rのラスニアックで4位に入線したが、ゴール前で外側に斜行、他馬の走行を妨害したため8着に降着、18日から10月2日(開催6日間)まで騎乗停止となった。同馬の大久保洋吉調教師は、この制裁に対して不服申し立てを行った。JRAは近日中に裁定委員会を開いて審理する。
インター、キョウエイの冠名で知られた馬主の松岡正雄氏が12日、病気のため死去した。79歳。
3連単が全国発売(後半4レース限定)されて初の開催となった11、12日の2日間合計の総売り上げは約490億円で前年比1.7%増、3連単発売の後半4レースの合計は約339億円で同4.4%増だった。式別ごとのシェアは3連単が38.7%で全体のトップを占めた。
13日(月)
“皇帝”シンボリルドルフ(牡23歳)が今季限りで種牡馬生活を引退することになった。クラシック3冠を含め7冠を達成したルドルフは87年に種牡馬入り。ダービー馬トウカイテイオーなどの産駒を出したが、高齢に加え、体力の低下のため、今シーズンは種付け3頭で受胎がなく、今年生まれた数頭が最後の産駒となる。今後は北海道・門別のシンボリスタリオンステーションで余生を送る。
14日(火)
米ケンタッキー州レキシントンで開催中の「キーンランド・セプテンバーイヤリングセール」で、父ストームキャットの1歳牡馬が同セール最高、史上4位の800万ドル(約8億8000万円)で落札された。競り落としたのは、代理人の森秀行調教師。
15日(水)
一昨年の皐月賞馬ノーリーズン(牡5歳、栗東・池江泰郎きゅう舎)が引退することになった。通算成績は12戦3勝。来春から北海道・新冠のノースヒルズマネジメントで種牡馬生活に入る。
16日(木)
12日の中山競馬第7Rでゴール前の外斜行で4位入線から8着に降着となったラスニアックの大久保洋吉調教師から提起された不服申し立てについて、JRAは裁定委員会を開き、不服申し立てを棄却した。
18日(土)
安藤勝己騎手は札幌競馬第2Rのヤマニンペガサスで勝ち、昨年に続いて2度目のJRA年間100勝を達成した。今年は武豊、柴田善臣騎手に続いて3人目。
先週から全国発売となった3連単で100万馬券が2発飛び出した。まず、札幌競馬第12R(500万下、芝1200m、16頭)で9、11,3番人気の順で入り、126万5940円(3360通り中1251番人気)、また、中山競馬第12R(500万下、芝1600m、16頭)で10、7、3番人気の順で入り、102万920円(3360通り中1173番人気)のビックな配当になった。これまでの3連単の最高配当は72万570円だった。
19日(日)
セントライト記念はホッカイドウ競馬所属のコスモバルク(五十嵐冬樹)が2分10秒1(2200m)の日本レコードで逃げ切り、菊花賞の優先出走権を獲得した。
20日(月)
昨年の皐月賞、ダービーの2冠を制したネオユニヴァース(牡4歳、栗東・瀬戸口勉きゅう舎)の引退式が札幌競馬場で行われた。通算成績は13戦7勝(うち重賞5勝)。引退後は北海道・早来の社台スタリオンステーションで種牡馬生活に入る。
土曜日が中山と札幌、日曜日が中山と阪神、月曜日が阪神と札幌の18、19、20日の変則日程で行われた3日連続開催で、3競馬場とも前年を大幅に上回る売り上げを記録した。3場の総売り上げは616億6645万5000円で前年比136.3%、入場人員は16万7426人で同139.5%だった。
交流GIのダービーグランプリ(盛岡競馬場、ダート2000m、14頭)はパーソナルラッシュ(安藤勝己)が2着トップオブワールドに9馬身差をつけ、2分2秒8のレコードタイムで圧勝した。3着にメイショウムネノリが入り、JRA馬が上位を独占した。
22日(水)
美浦トレセン所属の古賀一隆調教師の定期貸付馬房が、29日付で現在の18馬房から12馬房に変更されることになった。本人の返還によるもの。返還された6馬房は同日付で菊川正達、本間忍、加藤征弘調教師の3きゅう舎に2馬房ずつ配分される。
24日(金)
23日の船橋競馬第7Rで走行妨害のため騎乗停止処分(3日間)を受けた坂井千明騎手について、JRAは24日に裁定委員会を開き、同騎手に対して10月2、3日の中央競馬における騎乗停止処分を決めた。
25日(土)
四位洋文騎手は札幌競馬第4Rのニットウディオンヌで勝ち、JRA通算900勝を達成した。史上25人目、現役10人目。
藤田伸二騎手は札幌競馬第7Rのタマモゴーアップで勝ち、3年連続3回目のJRA年間100勝を達成した。今年は武豊、柴田善臣、安藤勝己騎手に続いて4人目。
安藤勝己騎手は阪神競馬第6Rのシーキャロルで1位入線したが、向こう正面で内斜行し、サンエムディバース(落馬)の走行を妨害したため失格、10月2日から17日(開催6日間)まで騎乗停止となった。同騎手の騎乗停止は1月17日の京都競馬第12R(ローズボーで1位入線も走行妨害のため失格、開催6日間)に続いて今年2回目。
10月3日の仏GI・凱旋門賞に出走を予定していたタップダンスシチー(牡7歳、栗東・佐々木晶三きゅう舎)は25日、輸送機の故障と代替機の調達が不可能となり、遠征を断念した。
26日(日)
秋初戦を迎えたクラシックホースがこの日、明暗を分けた。神戸新聞杯に出走したダービー馬キングカメハメハは1分59秒0(2000m)のレースレコードで快勝したが、オールカマーに出走した皐月賞馬ダイワメジャーは最下位(9着)に敗れた。優勝したのは、逃げ切りを決めた最低人気のトーセンダンディ。
坂井千明騎手(53)=美浦・フリー=の引退式が中山競馬場で行われた。最後の騎乗となった第12R(セイカモリオカ=14着)終了後、ウイナーズサークルでのセレモニーでは日本騎手クラブ会長の岡部幸雄騎手から花束を贈られ、騎手仲間から胴上げされて35年間の騎手生活に別れを告げた。JRA通算9864戦688勝(うち重賞11勝)。今後は騎手のエージェントなどを行う予定。
JRAは26日、今秋の天皇賞の外国産馬出走制限緩和策を発表した。外国産馬出走枠を従来の「2頭以内。ただし、フルゲートに満たない場合は、さらに2頭を限度に出走できる」から、「出走可能頭数は5頭以内」に変更する。
27日(月)
「日本中央競馬会創立50周年記念式典〜感謝の集い〜」が27日、東京・六本木のグランドハイアット東京で関係者約800人が出席して盛大に行われ、農林水産大臣、農林水産省生産局長感謝状など計140件の表彰者を発表した。農林水産大臣感謝状は岡部幸雄、武豊騎手、藤沢和雄調教師らに授与された。
輸送機トラブルで25日に凱旋門賞(10月3日、仏ロンシャン競馬場)を断念したタップダンスシチー(牡7歳、栗東・佐々木晶三きゅう舎)陣営が急転、27日に改めて出走を表明した。10月1日に成田空港を出発、レース2日前に現地入りの強行軍で挑戦する。
28日(火)
赤字が続く高崎競馬が今年度限りで廃止されることになった。小寺弘之群馬県知事が28日の県議会で表明した。2001年以降、地方競馬では中津(大分)、新潟、益田(島根)、足利(栃木)、上山(山形)に続く廃止となる。
福島競馬場のダートコースの改修工事が終わり、田中勝春、中舘騎手らジョッキー6人による試走会が28日、行われた。同競馬場のダートコースは、これまで1000mと1700mだけだったが、1150mと2400mを新設。コースは内側に幅を広げたため1周はこれまでより1.7m短い1444.1mだが、直線は28.4m長くなり295.7m。幅員はこれまで20mだったが、向こう正面の直線が25m、最後の直線が23mとなった。
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