「競馬ニホン」の中央競馬情報サービス
<この情報は、JRA提供の資料を競馬ニホンで入力したものです>
1998年1月
1月5日(月)
98年の中央競馬は中山金杯、京都金杯でスタートした。中山金杯は(父)
グルメフロンティアが1番人気に応えて快勝、重賞初制覇を飾った。岡部騎
手は昨年のベストタイアップに続き2連覇、75年(昭和50年)の京都牝馬特
別(カバリダナー)以来、24年連続の重賞制覇で、保田隆芳元騎手の23年連
続を抜くJRA新記録となった。
京都金杯は(外)ミッドナイトベットが4連勝で重賞初V。ペリエ騎手は
日本の重賞8勝目。
97年度の東京競馬記者クラブ賞を受賞した藤沢和雄調教師(58勝)、新人
騎手の民放競馬記者クラブ賞を受賞した池田鉄平騎手(12勝)、関西競馬記
者クラブ賞を受賞した武豊騎手( 168勝)、新人騎手の関西放送記者クラブ
賞を受賞した武幸四郎騎手(37勝)の表彰式が中山、京都競馬場で行われた。
1月6日(火)
平安Sはエムアイブランが直線抜け出し、重賞2勝目をあげた。武豊騎手
は通算重賞勝ちが 106勝となり、歴代3位の河内騎手に並んだ(1位は岡部
騎手の138勝)。
伊藤修司調教師は通算重賞が81勝目で、故武田文吾調教師に並ぶ歴代2位
タイとなった(1位は故尾形藤吉調教師の 128勝)。
JRAは、97年度(平成9年)の厩舎関係者表彰の受賞者を発表した。騎
手部門では武豊騎手が勝利度数、勝率、賞金獲得の3部門を制し、“三冠”
を獲得した。87年、91年の岡部騎手に次いで2人目。制裁点数0点の特別模
範騎手賞は河内騎手が受賞した。93年の柴田政人騎手(現調教師)以来2人
目。フェアプレー賞(30勝以上で制裁点数10点以下)受賞騎手17人の中に武
幸四郎騎手(4点)が含まれており、新人騎手が受賞するのは、80年に同制
度ができて以来初めて。
調教師部門は、安田記念などGT4勝、年間最多重賞記録(13勝)を更新
した藤沢和雄調教師が最多勝利、最高勝率、最多賞金獲得の3部門独占を果
たし、2年連続で“三冠王”となった。
京都競馬第9R白梅賞(4歳 500万下、芝1600メートル、16頭立て)は、
武幸騎手騎乗の14番人気の地方馬アサヒクリーク(名古屋)が勝ち、今年初
の単勝万馬券(2万4100円)の波乱となった。
中山競馬第12R(5歳以上 500万下、ダート1800メートル、16頭立て)で
2頭が発走除外となった。まず単勝1番人気のハナノメガミがゲート内で転
倒、左肩跛行で発走除外、15頭が再びゲートインを始め、今度はコウバイが
同じように枠内で転倒、両後肢挫創で発走除外。ひと
レースで2頭が発走除外となったのは、昨年12月20日の中山競馬第7R以来。
1月9日(金)
98年度第1回の中央競馬顕彰馬選考委員会(出席者11人)がJRA城山事
務所で開かれ、GT4勝のマヤノトップガン、中央、地方で優秀な成績を収
めたホクトベガについて審議したが、 ともに規定の3/4以上の賛成が得られ
ず、「該当馬なし」と決まった。
1月10日(土)
ガーネットS(ダート1200メートル)はスーパーナカヤマが好位から抜け
出し、77年にメイワキミコがマークした1分9秒2を0秒1上回る1分9秒
1の日本レコードで重賞初制覇した。1番人気ワシントンカラーは5着に敗
れた。武豊騎手は9、10Rも勝ち特別3連勝を達成。延べ24回目の記録で、
武豊騎手自身は90年(阪神)以来2度目。
また、重賞勝ちは通算107勝となり、岡部騎手(138勝)、保田隆芳元調教
師( 114勝)に次いで単独3位。なお、武豊騎手が関東馬に騎乗して東京、
中山競馬場での重賞勝ちは初めて。
中山競馬第3R(4歳新馬戦、ダート1200メートル)で13番人気のヴァイ
タルトラックが勝ち、2着に11番人気のエムアイユウキが入り、馬連6−14
が11万5150円の今年最高配当が飛び出した。歴代では20番目の記録。
1月11日(日)
京成杯は(外)マンダリンスターが優勝、高市調教師は96年12月に厩舎開
業後、重賞初制覇。1番人気のマイネルラヴは5着に敗れた。
1月12日(月)
97年度(平成9年)のJRA賞受賞馬選考委員会がJRA城山事務所で開
かれ、年度代表馬に17年ぶりに牝馬として天皇賞・秋を制し、ジャパンカッ
プ2着のエアグルーヴを選出した。牝馬の年度代表馬は71年のトウメイ以来
26年ぶり、JRA賞(72年)が創設されてからは初めて。
1月13日(火)
97年度のJRA賞馬事文化賞選考委員会がJRA城山事務所で開かれ、「
ダービー卿のイギリス 競馬の国のジェントルマン精神」の著者・山本雅男
さんと、企画展「馬〜鞍・鐙から描かれた姿まで〜」を開催した彦根城博物
館を選出した。
JRAは97年度JRA賞特別賞を河内騎手に授与することを決めた。同騎
手は制裁点数0点の特別模範騎手賞を受賞、93年の柴田政人騎手(現調教師)
に続く史上2人目の快挙が評価された。
1月14日(水)
一昨年秋の天皇賞でJRA史上初の4歳馬優勝を飾り、昨年のジャパンカ
ップ(3着)後、休養していたバブルガムフェロー(牡6歳)が馬体回復の
見通しが立たず現役を引退、種牡馬入りすることになった。通算13戦7勝(
GT2勝を含む重賞5勝)、今春から北海道・早来の社台スタリオンステー
ションで種牡馬生活に入る。
97年度の厩舎関係者表彰式(関東)が美浦トレセン・厚生会館で行われた。
最多勝、最高勝率、最多賞金の“三冠”獲得の藤沢和雄調教師をはじめ、優
秀調教師、優秀騎手、優秀調教助手、優秀厩務員らが表彰された。
1月15日(木)
ヤシマソブリン(牡8歳)が引退、種牡馬入りすることになった。ナリタ
ブライアン世代の名バイプレイヤーで、94年のダービー3着、菊花賞2着と
善戦、通算34戦6勝(重賞1勝)。北海道・静内のアロースタッドで種牡馬
生活を始める。
1月18日(日)
シンザン記念は5番人気の牝馬、(父)ダンツシリウスが断然人気の(外)
アグネスワールドに5馬身差をつける圧勝で重賞初制覇を飾った。
1月19日(月)
JRAは東京・港区の城山事務所で記者会見を開き、障害競走を抜本的に
見直すことを表明した。計画では、障害レースを“本場”欧州並みの、より
厳しいタフなレースに変え、乗馬クラブ、育成場を利用した障害馬づくり、
専門の騎手、調教する人の育成などについて、7月までに振興策をまとめる。
レース数は従来の130から220くらいにし、いずれはグレード制導入、国際レ
ースの創設を目指す方針。
地方競馬全国協会(NAR)は「NARグランプリ97」の受賞馬および受
賞者を発表した。年度代表馬は、中央の東海ウインターS・GUを制したア
ブクマポーロ(牡6歳、船橋)、最優秀騎手賞は石崎騎手(船橋)が第1回
から8年連続、最優秀調教師賞は荒川調教師(笠松)が4度目の受賞となっ
た。
ダート格付け委員会は、97年の「ダートグレード競走最優秀馬」に、昨年
の平安S、交流レースの東海菊花賞、東京大賞典を優勝したトーヨーシアト
ル(牡6歳)を選出した。また、昨年4月のドバイワールドカップのレース
中に骨折、不慮の死を遂げたホクトベガに「特別賞」を贈ることを決めた。
1月20日(火)
クラシック候補と注目されていたパルシファル(牡4歳)が馬房内で暴れ
て左前足の第1指骨を粉砕骨折、再起が難しいため、安楽死の処置が取られ
た。同馬は3戦2勝、ローゼンカバリーの弟という血統のよさから期待され
ていた。
上野清章騎手(47)=栗東・フリー=が20日付けで引退、調教助手に転業
する。69年にデビューして通算561勝、ハギノトップレディで桜花賞、 エリ
ザベス女王杯(ともに80年)、ハギノカムイオーで宝塚記念など重賞32勝。
1月22日(木)
97年度の厩舎関係者表彰式(関西)が滋賀県大津市内のホテルで行われた。
最多勝、勝率、賞金の3部門で1位の武豊騎手、関西リー
ディング1位の山内調教師らが表彰された。
1月24日(土)
岡部騎手は中山競馬第9R・呉竹賞のハイパーナカヤマで勝ち、67年デビ
ュー以来、前人未到のJRA通算2400勝を達成した。1万4913戦目だった。
また、武豊騎手は京都競馬第4R(4歳新馬)のダンシングチアズで勝ち、
JRA通算1400勝を達成。史上7人目、現役4人目。7419戦目だった。デビ
ューから10年11か月、28歳10か月での達成は、河内騎手の19年10か月、38歳
10か月を大幅に更新する最速、最年少記録となった。
1月25日(日)
AJCCはメジロブライトが快勝、重賞4勝目をマークした。
日経新春杯はエリモダンディーが豪快な追い込みを決めて2つ目の重賞制
覇を果たしたが、レース後、左第1指骨骨折が判明した。1番人気のメジロ
ドーベルは8着に敗れている。
日経新春杯で5位に入線したナムラホームズの上村騎手は、後検量で重量
が前検量よりも2キロ不足していたため失格となり、1月31日から3月 1日ま
で開催日10日間の騎乗停止となった。同騎手は前検量の時、2キロの重量調
整用鉛板を手にして計量したが、その鉛板を鞍に装着するのを忘れたのが原
因。
横山典弘騎手は中山競馬第7Rのナイキヴィジョンで勝ち、JRA通算 8
00勝を達成した。史上21人目、現役10人目。
1回中山競馬の除外馬1511頭は、96年の4回新潟競馬の1294頭を上回る1
開催の除外レコードとなった。4日目には 268頭と、1日の最多除外レコー
ドを記録したのをはじめ、8日間のうち4日間、200頭以上の除外馬が出た。
1月26日(月)
97年度のJRA賞授賞式が午後5時30分から、東京・千代田区の赤坂プリ
ンスホテルで約 600人が出席して盛大に行われた。JRA賞制定以降では牝
馬初の年度代表馬に選ばれたエアグルーヴの関係者をはじめ、2年連続4賞
独占の藤沢和雄調教師、騎手大賞(三冠)に輝いた武豊騎手、馬事文化賞の
山本雅男さん、滋賀・彦根城博物館の関係者らが表彰された。今年からJR
Aのイメージキャラクターになった木村拓哉さんからVTRでメッセージが
寄せられた。
1月28日(水)
交流重賞の川崎記念(川崎)は、昨年秋に中央の東海ウインターSを制し、
地方競馬の年度代表馬に選ばれたアブクマポーロが中央のテイエムメガトン
(2着)、トーヨーシアトル(3着)を抑えて優勝した。
1月29日(木)
昨年の皐月賞、ダービーを制した二冠馬・サニーブライアン(牡5歳)は、
美浦トレセン診療所で診断の結果、左前屈腱炎を発症していることが判明し
た。美浦トレセン診療所では「屈腱炎の程度は軽くなく、長期間の休養が必
要」と言う。
1月30日(金)
JRAはヒシアケボノ(牡7歳)を種牡馬として1億円で購買した。競走
成績は29戦6勝(地方は1戦0勝)。重賞はGTスプリンターズS、GUス
ワンSの2勝。同馬は日本軽種馬協会に寄贈、青森の七戸種馬場に繋養され
る。
1月31日(土)
京都牝馬特別はビワハイジ(ペリエ騎手)が逃げ切り、26か月ぶりの勝利
をあげた。重賞3勝目。
1回東京競馬初日の出馬投票頭数492頭、除外頭数317頭は、今年の1回中
山4日目(1月11日)の出馬投票449頭、除外268頭をそれぞれ大幅に上回る
レコードとなった。
原昌久騎手(36)=美浦・フリー=は31日付けで引退することになった。
通算成績は2061戦 167勝。