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<この情報は、JRA提供の資料を競馬ニホンで入力したものです>


1997年12月


12/1(月)

 JRAは大阪市北区の関西広報室で記者会見を行い、伸び悩み気味の売り 上げの打開策として、ウインズの増設、PAT会員の増員とともに、新種馬 券の導入も視野に入れて検討していくことを明かにした。

12/2(火)

 アメリカのS・セラーズ、P・デイ騎手、フランスのO・ペリエ、中央の 岡部、武豊騎手と地方5騎手5人の10人が2レースマッチで争われる97イン ターナショナルジョッキーズカップが兵庫県の園田競馬場で行われ、地元の 小牧太(1、6着)が優勝した。2位は岡部騎手(2、4着)で、武豊騎手 (7、8着)は9位だった。

12/3(水)

 統一重賞の浦和記念はキョウトシチーがレコードでタイキシャーロックに ハナ差競り勝ち、重賞6勝目をあげた。3着はウインドフィールズが入り、 中央所属馬が上位を独占した。  英国ニューマーケットで開催されたセリ市、タタソールズ・ディセンバー。 セールで450万ドル(約5億8500万円)という当歳馬としては史上最高額が飛 び出した。話題の馬は91年の英愛ダービーを勝った名馬ジェネラスの全弟( 父カーリアン、母ドフザダービー)で、今年のマイラーズCを勝ったオース ミタイクーン(父ラストタイクーン)は異父兄。

12/4(木)

 JRAは平成10年度(98年)の新規調教師および新規騎手免許の第1次試 験合格者を発表した。新規調教師は来年2月いっぱいで引退する田原騎手ら 28人、新規騎手は14期生9人。

12/6(土)

 河内騎手が阪神第9Rのアグネスミネルバで勝ち、現役2人目、史上4人 目の通算1700勝(1万2025戦目)を達成した。74年デビュー以来、23年9か 月4日、42歳9か月15日での記録は、岡部騎手の25年3か月、43歳7か月を 上回る最速、最年少達成。  今年から新設された重賞、第1回シリウスSは断然の1番人気に支持され たトーヨーレインボーが直線抜け出して快勝、重賞初制覇を飾った。

12/7(日)

 朝日杯3歳Sは(外)グラスワンダーが1分33秒6(1600メートル)のレ コードタイムで楽勝、無キズのV4で3歳馬の頂点に立った。外国産馬のG T制覇は今年5頭目、外国産馬が1〜5着の上位を占めたが、これは昨年の NHKマイルCの1〜8着独占に次ぐ記録。的場騎手は現役最多の3歳重賞 9勝目、尾形調教師は82年開業以来16年目での初のGT制覇。  牧原騎手が中山第8Rのアッサムヒルで逃げ切り、女性ジョッキー初の年 間2ケタ勝利を記録した。

12/8(月)

 道営ホッカイドウ競馬が主催する門別競馬場(日本で37番目)がオープン した。従来のトレーニングセンターを改装した同競馬場はスタンドの収容人 数が500人の日本一小さな規模。この日はオープン初日とあって1598人のファ ンが詰めかけた。

12/9(火)

 JRAは98年度競馬学校騎手課程第17期生の合格内定者を発表した。580名 (女性29名)が受験した1次試験の合格者28名(女性0名)の中から、石神 深一、大沢辰也、大庭和弥、川島信二、小坂忠士、田中亮、柄崎将寿、難波 剛健、平沢健治、蓑島靖典の10なが難関を突破した。  有馬記念ファン投票2位のバブルガムフェロー(牡5歳)はジャパンC3 着後の疲労回復に手間取っているため、有馬記念への出走を回避した。  大井競馬第11R六本木特別で南関東公営競馬史上最高、日本競馬史上4番 目の29万6800円(馬番連単の総投票数53万8890票中、的中134票)の高配当が 飛び出した。ちなみに、JRAの最高は27万1230円(94年7月・新潟)で日 本競馬史上5番目。

12/10(水)

 新設・門別競馬場で行われた交流重賞、北海道6歳優駿は12頭(中央4頭、 道営8頭)で争われ、中央所属のマイネルクラシック(佐藤哲騎手)が優勝、 2着に道営所属のゴールドサンボーイが入った。

12/12(金)

 競馬学校騎手課程14期生9人による模擬レースが中山競馬場(ダート1200 メートル)で行われ、池添記者候補生騎乗のマチカネイナズマ(牡5歳)が ゴール前差し切って快勝した。同候補生は池添調教師の長男。14期生は来年 2月に競馬学校を卒業し、3月からデビューする予定。

12/13(土)

 中山第5R(3歳500万)で1番人気に推されたエレガントモアが発走直前 にゲートをくぐって鞍ズレを起こし、尻っぱねを繰り返したが、馬対検査を 受けた後、外枠発走でスタートした。レースでは1着馬から5秒9離されて 最下位に敗れた。JRAは「残念な結果になったが、馬体検査を行った結果、 出走可能と判断した」と説明した。

12/14(日)

 スプリンターズSはタイキシャトルが直線あっさり抜け出して快勝、重賞 4連勝でGT連覇を飾った。岡部騎手は武豊騎手と並んでいたGT勝利数を 25と伸ばし、単独トップに立った。藤沢調教師は高松宮杯、安田記念、マイ ルチャンピオンシップ、スプリンターズSと今年の短距離GTを完全制覇、 年間重賞12勝は64年尾形籐吉調教師の年間記録に並んだ。3頭参加した外国 馬ではレシーバー(米)の8着が最高だった。  阪神牝馬特別は10番人気の伏兵エアウイングスが直線抜け出して快勝、武 幸騎手は兄・武豊騎手に並ぶ新人重賞3勝目。18年連続、産駒がJRA重賞 を勝ってきたノーザンテースト(27歳)産駒のシングライクトークが2着に 敗れ、最終週の重賞レースに産駒の登録がないため、V19は消滅。  香港のシャティン競馬場で行われた香港国際競走のGU重賞3レースに出 場した武豊騎手は、香港国際ボウル(1400メートル)のシンコウキングは3 着、香港国際カップ(1800メートル)のサイレンススズカは5着、香港国際 ヴァーズのエイシンサンサンは12着だった。  中京競馬記者クラブ(加盟18社)は、97年の中京競馬記者クラブ賞を、今 年中京競馬で12勝を挙げ、リーディングに輝いた高橋亮騎手に贈ることを決 めた。

12/20(土)

 ラジオたんぱ杯3歳Sはロードアックスが無キズのV3で重賞初制覇を飾 った。藤沢調教師は年間重賞13勝目となり、故尾形籐吉調教師が64年(昭和 39年)に記録した12勝を上回る新記録を達成した。  中山競馬第7R(3歳500万・ダート1200メートル、14頭立て)で全馬が枠 入りする前にスタートが切られ、発走をやり直した。1番枠のタヤスユキヒ メの枠入り前にゲートが開き、カンパイ(発走再行)を指示する赤旗を振っ たが、ほとんどの馬が600メートル近くを疾走。スタートを切った13頭の馬対 検査をして、疲労が著しいと認められた3番枠のヘーベリーウェルと6番枠 のシルキーピンクを発走除外とし、12頭で行われた。カンパイは90年3月以 来7年ぶり。

12/21(日)

 有馬記念は4歳馬シルクジャスティスが優勝、実力日本一の座についた。 藤田騎手は有馬記念初制覇、大久保正調教師はメジロパーマー、ナリタブラ イアンに続き3勝目。2着はアタマ差でマーベラスサンデー、3着はエアグ ルーヴ。有馬記念1レースの売り上げは780億7606万8700円で前年比89.2%。  21日に全日程を終了したJRAの97年度の総売り上げは4兆6億6166万31 00円。初めて4兆円を超え、前年比100.4%で史上最高の年間売り上げを記録 した。年間入場人員は1300万3919人で前年比92.1%。  97年のリーディングジョッキーは168勝の武豊騎手が、勝ち数、勝率、賞金 の3冠を達成、リーディングトレーナーは58勝の藤沢調教師が3年続けて獲 得した。  松永幹夫騎手(30)は阪神競馬第3Rのナリタシルキーで勝ち、デビュー 12年目で初めて年間100勝を達成。同騎手は、元モデルの表(おもて)富士子 さん(26)との結婚を明らかにした。

12/22(月)

 東京競馬伽クラブ(加盟19社)は、97年度の「東京競馬記者クラブ賞」を 藤沢調教師に贈ることを決めた。藤沢調教師は58勝を挙げ、3年連続4度目 の全国リーディングに輝き、勝率、賞金部門でもトップになったほか、重賞 の年間最多記録を33年ぶりに更新する13勝を挙げたことなどが評価された。  今年の安田記念優勝馬・タイキブリザード(牡7歳)が現役を引退、種牡 馬入りすることになった。戦績はGTの安田記念など重賞3勝を含む23戦6 勝(海外3戦0勝を含む)。