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<この情報は、JRA提供の資料を競馬ニホンで入力したものです>


1995年6月


6月3日(土)

 松永幹夫騎手は1回京都競馬7日目(復興競馬)第11R阪急杯でボディー ガードに騎乗、ゴール前で差し返す好騎乗を見せて優勝。昭和61年のデビュ ー以来、通算600勝を達成した。史上30人目。

6月4日(日)

 阪神大震災被災者支援のための復興競馬(1回京都7、8日目の代替開催) が3日、4日の両日、京都競馬場で行われた。3日(土)に阪急杯、4日(日) に宝塚記念が組まれる強力番組で、2日間合計16万7000人のファンが詰めか ける盛況だった。  第36回宝塚記念は直線最内から鋭く伸びたダンツシアトルが2分10秒2の JRAレコードで優勝した。2着は外でよく粘ったタイキブリザードで、と もに米国の三冠馬シアトルスルーの産駒である。外国産馬の優勝はパーシャ ンボーイ以来二度目、外国産馬がGIレースで1、2着となったのは初めて。 宝塚記念1レースの売上げは348億1272万400円、前年比112%だった。  なお、このレースで春の天皇賞馬ライスシャワー(牡7歳・飯塚厩舎)が、 4コーナー手前で故障を発生して転倒、競走中止した。満員のスタンドは一 瞬悲鳴に包まれたが、結局、第一指関節脱臼で安楽死処分となった。  パリ郊外のシャンティ競馬場で行われたフランス・ダービーは、英国馬ケ ルティックスウイング(K・ダーレイ騎乗)が直線で抜け出し優勝した。

6月5日(月)

 大阪北区の関西広報室で定例記者会見が行われ、京谷昭夫理事長は「震災 で休止中の阪神競馬場は復旧工事も着々と進んでおり、12月の開催は阪神で 行いたい」考えを明らかにした。  武豊騎手(26歳)とタレントの佐野量子さん(26歳)の結婚式が、京都市 左京区の聖ヴィアトール北白川教会で行われた。立会人は作家の伊集院静、 女優の篠ひろ子夫妻が務めた。

6月6日(火)

 JRAは6月3、4日両日に京都で開催した復興競馬の売上げ526億円から の収益金23億円と、同日開催された東京、京都、中京競馬の入場料相当分を 加え、計24億円を震災復興費として拠出することを決めた。内訳は兵庫県に 12ア億円、神戸、宝塚、西宮の3市に各4億円となっている。  サラブレッド2歳馬6月特別せりが北海道静内町の北海道市場で開かれ、 計37頭が売却された。総額は4億1632万6000円。最高値がついたのはダンシ ングブレーヴの牡駒で3141万5000円だった。

6月8日(木)

 地方競馬の第41回東京ダービーが大井競馬場のナイターで行われ、地元大 井のジョージタイセイが2番手から抜け出して優勝した。2着コンサートボ ーイ、3着はヒカリルーファスだった。

6月10日(土)

 216回の伝統を誇る英国ダービーがエプソム競馬場で行われ、W・スウィン バーン騎乗の伏兵ラムタラ(父ニジンスキー)が豪快な差し足を繰り出して 番狂わせ勝ちを演じた。2分32秒31は、マームードの持つ記録を59年ぶりに 更新するレコードだった。ラムタラはキャリア1戦(1勝)、しかも10か月 ぶりの出走がダービーだった。  米国三冠レースの最終戦ベルモント・ステークスは、ニューヨーク市郊外 ベルモントパーク競馬場で行われ、ケンタッキー・ダービー馬サンダーガル チ(G・スティーブンス騎手)が2分32秒0で優勝した。プリークネス・ス テークス勝ちのティンバーカントリーは発熱で出走取消しとなった。

6月11日(日)

 3回東京、2回中京の最終日で今年の上半期が終了した。競馬場の入場人 員では714万4015人で昨年同期比107.1%と好調だったが、売上げ高は1兆76 23億9297万8100円と、前年に比べて約723億円の減、96%という成績だった。 1月の阪神大震災と、これの影響でウインズ神戸が5か月にわたる休止を余 儀なくされたのをはじめ、阪神競馬場での場外発売の休止などが直接の原因 だが、景気回復が進まない経済情勢、オウム真理教事件による社会不安など も響いていた。また、フジキセキ、ナリタブライアンなどスターホースの戦 線離脱が興趣を削いだ事実も見逃せない。

6月13日(火)

 川崎競馬場で行われた中央、地方の交流競走エンプレス杯(2000m)に中 央のホクトベガが参戦、2コーナーあたりで先頭に立つと、あとは後続を引 き離す一方の楽勝、ゴールでは後続に18馬身という記録的な大差をつけた。 中央のGIホースの底力に地方馬関係者もあきれ顔だった。

6月15日(木)

 元調教師、吉野勇氏が脳梗塞のため、東京医科大学霞ケ浦病院で死去した。 79歳だった。平成5年に引退するまでに4414戦396勝。クリシバ、サニーライ ト、クリロータリーなどを送り出した。

6月22日(木)

 本年度第2回の運営審議会が開かれ、7年度事業計画の変更、及び競馬施 行規程の改正案が承認、農林水産省に認可申請された。これによって阪神競 馬の12月再開が正式に決定。また、海外で制裁を受けた騎手に関する帰国後 の処分が地方交流競走の場合と分けて規定されることになった。

6月28日(水)

 昭和55年秋、3200mの天皇賞を逃げ切って話題になった名牝プリティキャ スト(21歳)が繋養先の北海道早来町・吉田牧場で喉頭ガンのため安楽死処 分となった。  昨年短期騎手免許第1号として来日、夏のローカルを中心にさわやかな魅 力を提供したニュージーランドの女性騎手リサ・クロップが二度目の来日。 29日から9月28日までの免許を交付された。

6月30日(金)

 木藤隆行騎手(38歳・美浦・フリー)が引退、調教助手に転業することに なった。昭和60年の桜花賞ではエルプスで見事に逃げ切り勝ち、クラシック 優勝を果たしている。