「競馬ニホン」の中央競馬情報サービス
<この情報は、JRA提供の資料を競馬ニホンで入力したものです>
1995年12月
12月2日(土)
阪神大震災のため開催休止となっていた阪神競馬場がスタートを切った。
ほぼ1年ぶりの阪神競馬とあってファンの出足も好調で、入場人員は前年比
10.9%増の3万7401人が詰めかけた。
12月3日(日)
阪神3歳牝馬ステークスは2戦2勝のビワハイジが軽快な先行力を生かし
て逃げ切り、3歳馬のGT第1号となった。角田騎手はこれで重賞18勝とな
ったが、牝馬での優勝が14である。2着はM・キネーン騎乗のエアグルーヴ。
2、3の両日にわたって行われた第9回ワールドスーパージョッキーズシ
リーズは、土曜日に2勝を挙げた横山典弘騎手が日曜日の第1戦ゴールデン
サドルトロフィーも勝って、最後のゴールデンホイップトロフィーを待たず
に総合優勝を決めた。2位は武豊、3位は笠松の安藤勝己、外国勢のトップ
は5位のJ・コレット(ニュージーランド)だった。
松山康久調教師は5回中山競馬2日目第7Rにアサクサメデリンを出走さ
せて1着となり、昭和51年の厩舎開業以来、通算500勝を達成した。三冠馬と
なったミスターシービー、平成元年のウィナーズサークルと、ダービーを2
勝するなど、重賞レースにも25勝を挙げている。
12月4日(月)
平成8年度の競馬学校騎手課程合格者10人が発表された。二本柳俊一調教
師、白坂宗治調教助手、武永祥調教助手の子息が含まれている。女性の合格
者はなかった。
12月5日(火)
兵庫県の園田競馬場でインターナショナルジョッキーカップが行われ、J
RAから武豊、横山典弘両騎手が参加したが、横山4着、武8着だった。優
勝したのはニュージーランドのコレット騎手。
12月6日(水)
馬主の名義貸し問題に関連して審査会、裁定委員会が開かれ、馬主資格の
ない第三者の馬を自分の名義で登録し、出走させていた馬主の鮫川三千男氏
に対して馬主登録の取消し、また、これらの馬を預かって調教し、出走させ
ていた調教師9人に対しては3か月から5か月の調教停止処分が発表された。
12月7日(木)
有馬記念のファン投票が締め切られたが、第1位は17万3689票を獲得した
ヒシアマゾンだった。牝馬が1位になったのは史上初めて。ナリタブライア
ンは約1万票差で2位だった。
12月9日(土)
中央競馬最後のアラブ競走となるアラブ大賞典が中京競馬第8R(芝2500
m・7頭立て)で行われたが、ムーンリットガールが2分36秒3のレコード
で逃げ切り、有終の美を飾った。
堀井雅広調教師は阪神競馬場での鳴尾記念にカネツクロスを出走させて優
勝、今年3月の厩舎開業以来、初の重賞勝ちを物にした。同馬は調教停止処
分を受けた西塚厩舎からの移籍馬で、堀井調教師にとっては思いがけない初
重賞制覇の形になった。
12月10日(日)
フジヤマケンザン(牡8歳・森厩舎)が香港のシャティン競馬場で行われ
た国際レース、香港国際カップ(芝1800m・国際GU)に出走、直線で持ち
前の鋭い差し足を爆発させて優勝した。過去、ハクチカラとかフジノオーな
ど海外で勝ち星を挙げた日本馬もいるが、日本人騎手(蛯名正義騎乗)が乗
っての優勝は史上初めてである。同馬は三度目の香港遠征で宿願を果たした。
第47回朝日杯3歳ステークスは1番人気のバブルガムフェローが2番手追
走から一気に抜け出して優勝、3歳チャンピオンの座についた。今年サンデ
ーサイレンスの仔のGT勝ちは、これで4つ目。岡部騎手は20回目のGT勝
利(昭和59年以降)である。朝日杯1レースの売上げは160億7539万6600円で、
前年比135.6%、同レースのレコードだった。
12月12日(火)
有馬記念の出走馬選考委員会は来年から選考方法が変更になるため、今年
が最後の選考委員会となった。小紫芳夫議長のもと、アイリッシュダンス、
マーベラスクラウンなど6頭が推せんされた。
12月15日(金)
前日、騎手免許1次試験の合格が発表になったばかりの騎手課程3年生(
12期生)の模擬レースが中山競馬場で行われた。福永祐一君騎乗のガーラン
ドがゴール前抜け出して1着、女性騎手候補生の牧原由貴子さん騎乗のトロ
ナグレイが2着となった。
12月16日(土)
名神高速道路の事故による渋滞の影響で馬運車の到着が大幅に遅れたため、
阪神競馬の開始が遅れ、第1レースのスタートが1時間20分遅れの11時25分
となった。
武豊騎手は阪神大震災の復興義援金として100万円を宝塚市に贈った。「自
分がデビューした地だから特別な思い入れがある。復興のお役に立ちたかっ
た」と語った。
臼井武騎手は第115回中山大障害をフジノスラッガーで優勝、ちょうど100
勝目を重賞レースで飾った。障害100勝は史上15人、現役6人目。同騎手の中
山大障害優勝は三度目である。
12月17日(日)
第29回スプリンターズステークスは外国馬2頭を含む16頭で行われたが、
外国産の日本馬ヒシアケボノが直線鋭く抜け出して優勝、まさに電撃の6ハ
ロンらしい勝ちっぷりだった。外国馬ではペリエ騎乗のソーファクチュアル
(UAE)が3着、カナダのワイルドゾーンは10着だった。売上げは前年比
16%増の254億291万5500円で、同レースのレコードとなった。
嘉堂信雄騎手は阪神競馬第5R障害未勝利戦でヒミノマチョウに騎乗、障
害の騎乗回数が1141となり、星野忍騎手の持つ障害最多騎乗記録に並んだ。
阪神競馬場で行われた第38回阪神牝馬特別は桜花賞馬ワンダーパヒューム、
オークス馬でフランス遠征や菊花賞挑戦の猛者ダンスパートナー、エリザベ
ス女王杯優勝のサクラキャンドル、2年前のエリザベス女王杯馬ホクトベガ
と、GTホース4頭が顔を揃える豪華メンバーとなったが、勝ち名乗りを上
げたのは6番人気のサマニベッピン。来年からの牝馬重賞路線改革に合わせ
たように多士済々ぶりをアピールした。
12月19日(火)
恒例の有馬記念フェスティバル'95が東京千代田区の日比谷公会堂に2000人
のファンを集めて行われた。人気馬に乗る小島太、岡部、中舘、柴田、横山
典騎手が出席、舌戦を展開した。
日本馬主協会連合会(小紫芳夫会長)は、社会貢献事業として、21団体の
助成事業者に対して、総7億円の助成金の贈呈式を行った。スポーツ振興、
国内災害見舞い、国際親善・交流、学術研究、文化振興など、幅広い分野に
わたっている。
12月21日(木)
大井競馬場の交流競走・東京大賞典は中央代表5頭を含む16頭立てで行わ
れ、アドマイヤボサツが3コーナーあたりから先頭に並びかけ、直線もしっ
かりした足取りで押し切った。2着も中央代表のキソジゴールド。今年の交
流レースで大活躍したライブリマウントは4着となった。
12月23日(祝)
奥平真治調教師は5回中山競馬7日目第6Rにメジロテンオーを出走させ
て1着となり、昭和46年の厩舎開業以来、通算600勝を達成した。
12月23〜24日(土〜日)
伊藤雄厩舎は土曜日に中山と阪神で3勝、2着1回、日曜も中山と阪神で
2勝、2着1回と、出走機会7連続の連対を果たした。9月30日〜10月14日
にかけて小林稔厩舎が出走機会6連勝をやってのけたが、これも快記録。
12月24日(日)
今年の締めくくり、第40回有馬記念が行われ、菊花賞を勝ったばかりの4
歳馬マヤノトップガンが優勝した。田原騎乗のマヤノトップガンは、出足よ
く先頭を奪うと手堅いペースで11頭をリード、直線もナリタブライアン、サ
クラチトセオー、ヒシアマゾン、タイキブリザードの強襲を振り切って見事
な逃げ切りを演じた。昨年のナリタブライアンに続いて、ブライアンズタイ
ムの産駒、4歳馬の優勝となった。田原騎手は同レース3勝目、岡部と並ん
でトップ。今年3つ目の重賞勝ちだが、3つともGT勝ちである。昨年優勝
のナリタブライアンは4着、1番人気ヒシアマゾンは5着だった。
有馬記念1レースの売得金は819億9089万4000円(前年比109.9%)でJR
Aのレコード、また、1日の売上げ997億9424万5800円、1開催の売得金264
3億7225万2000円も新記録。入場人員は16万4881人だった。
平成7年中央競馬の総売上げは3兆7666億218万700円で前年比98.9%、40
年ぶりに前年比ダウンとなった。1年間の競馬場入場者は1405万9098人で、
前年比103.9%と好調だった。