「競馬ニホン」の中央競馬情報サービス
<この情報は、JRA提供の資料を競馬ニホンで入力したものです>
1995年1月
1月1日(祝)
JRAは平成7年を地方競馬との交流促進元年と位置づけ、4歳クラシッ
クを含む全GIレースに、地方在籍馬が出走できる道を開いた。全国6ブロ
ックの地方代表馬が、GIのトライアル競走に出走して優先出走権を獲得で
きる方式である。また、地方競馬の主要競走を主体としたダートの交流競走
の増設を図ることとした。将来的にはこれらの交流競走にグレードを附し、
地方、中央を通じて優秀馬を選定できるダートの重賞体系構築を目指すもの
である。
競馬・農林水産情報衛星通信機構が「グリーンチャンネル」の本放送をス
タートさせた。
1月5日(木)
中山、京都で95年中央競馬がスタートした。中山が10万5551人(昨年比97.3
%)、京都が9万4044人(同136.4%)のファンで賑わったが、売得金では中
山が286億7907万9900円(同96.7%)、京都は171億2102万2700円(同97%)
だった。この日、京都で行われたスポーツニッポン賞金杯で、短期免許のO
・ペリエ騎乗のワコーチカコが優勝した。
94年度東京競馬記者クラブ賞授与式が中山競馬場で行われ、記者クラブ賞
はナリタブライアンに、また特別賞が早田牧場と柴田政人騎手に贈られた。
同じく関西記者クラブ賞は南井克巳騎手に贈られた。
1月9日(月)
94年度JRA賞受賞馬選考委員会が開かれ、史上5頭目の三冠馬となり、
有馬記念も制したナリタブライアンが文句なしに年度代表馬に選出された。
最優秀アラブは該当馬なしとなった。
1月12日(木)
JRA賞馬事文化賞の選考委員会が開かれ、岩川隆氏の著書「広く天下の
優駿を求む」と、京都府警察本部地域部の「平安騎馬隊」の受賞が決まった。
1月14日(土)
岡部幸雄騎手は、1回中山競馬4日目第6R新馬戦をプレストシンボリで
快勝、昭和42年の初騎乗以来、通算2017勝目を飾った。これは増沢末夫騎手
(現調教師)の記録した生涯記録2016勝を破るJRA最多記録である。
競馬学校騎手課程11期生による模擬レースが中山競馬場の昼休みに行われ、
西谷誠君騎乗のプログレッサーが3馬身差で逃げ切り勝ち、2着は山本康志
君のマチカネハナノエンだった。
1月15日(祝)
京都のシンザン記念は2戦2勝のメイショウテゾロが優勝したが、同馬は
騎手・上篭勝仁、担当厩務員・上篭勝という父子コンビでの優勝。2人とも
重賞勝ちは初めての経験である。過去には星野忍騎手が父の担当馬カシハタ
で昭和49年の東京障害特別を制した例がある。
94年度の最優秀短距離馬サクラバクシンオーの引退式が中山競馬場で行わ
れた。1か月前にスプリンターズSを勝った時のゼッケン「8」をつけ、小
島太騎手を背に軽快なフットワークで直線を駆け抜け、ファンに別れを告げ
た。
1月16日(月)
昨年秋の天皇賞で、屈腱炎を発症したビワハヤヒデの引退式が京都競馬場
の昼休みに行われた。菊花賞、天皇賞、宝塚記念とGIを3勝、16戦して15
連対という超堅実派。岡部騎乗、ゼッケン「7」は菊花賞の時と同じだが、
この日はゆっくり歩いて、詰めかけたファンとの別れを惜しんだ。
村本善之騎手は、1回京都競馬6日目第5R、スピードアイリスで快勝、
昭和50年の初騎乗以来、通算800勝をマークした。
1月17日(火)
この日、早朝に阪神大震災が発生。阪神競馬場は、立体駐車場、スタンド、
馬場などに大きな被害を受けた。また、ウインズ神戸、三宮電話投票所は、
特に被害が大きかった。阪神競馬場では厩舎の宿泊施設を利用して、近くの
被災住民約500人を受け入れ、支援活動を行った。
地方競馬全国協会が「NARグランプリ94」を発表した。年度代表馬には
トチノミネフジ(大井)、最優秀騎手には石崎隆之(船橋)が5年連続選ば
れた。
1月18日〜19日(水〜木)
JRAは城山事務所で地震対策会議を開き、21、22日の京都競馬7、8日
目の中止を決定した。このため日経新春杯を28日(2回京都1日目)に移設
したほか、6競走を2回京都の番組に取り込むことを決めた。また、阪神大
震災への義援金として、兵庫県に5億円、神戸、宝塚、西宮の3市に各1000
万円を贈った。
94年度厩舎関係者表彰式が美浦(18日)、栗東(19日)の両日、両トレセ
ンで行われた。優秀騎手賞は、勝利度数部門、勝率部門が武、賞金獲得部門
は岡部が第1位となった。
1月23日(月)
94年度JRA賞の表彰式が、東京・港区の全日空ホテルで開かれた。開会
に先立って阪神大震災の犠牲者に黙祷が捧げられた。年度代表馬ナリタブラ
イアンの関係者、馬事文化賞の岩川隆氏、平安騎馬隊をはじめ、騎手、調教
師など関係者多数が集まり祝福を受けた。
文部省が表彰するスポーツ功労者受賞者が発表され、JRAからは二本柳
俊夫調教師が受賞することになった。
ビワハヤヒデの父シャルードが、繋養先の北海道門別スタリオンステーシ
ョンで腸捻転のため死亡した。13歳だった。
1月28日〜29日(土〜日)
2回京都競馬1、2日目が開催されたが、使用不能のウインズ神戸、阪神
RCのほか、大阪市内のウインズ梅田、難波、道頓堀での発売も見合わされ
た。
1月29日(日)
日本騎手クラブはこの日の京都競馬終了後、阪神大震災被災者救済チャリ
ティ募金を行った。武、河内、松永幹、角田ら24人のジョッキーが協力を呼
びかけた。当たり馬券を差し出すファンもいて合計100万4291円が集まった。
このお金は日本赤十字社に義援金として贈られた。
第24回アジア競馬会議が23日から30日までインドで開催された。会期中の
29日、マハラクシュミ競馬場で国際騎手招待競走(香港トロフィー・1000m)
が行われ、田原成貴騎手は、7着となった。
1月30日(月)
関西定例記者会見が大阪北区の関西広報室で行われた。席上、渡邊五郎理
事長は「阪神大震災で自粛中止した1回京都7、8日目の分を復興競馬(時
期は未定)として開催する方向で検討中である」ことを明らかにした。また、
被害の大きかった阪神競馬場での開催については、1回阪神を京都に変更す
ることを発表した。