「競馬ニホン」の中央競馬情報サービス
<この情報は、JRA提供の資料を競馬ニホンで入力したものです>
1994年12月
12月1日(木)
「'94世界エイズデー街頭キャンペーン」(厚生省・エイズ予防財団主催)
が東京・渋谷ハチ公前ウェルカムスペースで開かれ、田中勝春騎手が参加。
感染予防及び、患者や感染者に対する偏見、差別の解消を呼びかけた。
名古屋競馬4日目第1Rで発売開始直後、発券状況やオッズを計算するメ
インコンピューターが故障。主催者の愛知県競馬組合は復旧のメドが立たな
いため、この日予定の全11レースを中止した。
12月2日(金)
開催ストを通告して話し合いを続けていた厩務員組合の全共闘(全馬労・
関東労)と調教師会の交渉は、この日午後2時半に妥結、3、4日の競馬開
催に大きな支障はなかった。
浦和競馬第10Rで、発走直後に落馬したミヤギセイリュウがコースを逆走、
2コーナー地点で、レースを続行中の馬群と遭遇、1頭と衝突して落馬させ
た。審議の結果、レースは不成立となり、約6400万円全額返還となった。
12月3日(土)〜4日(日)
2日間にわたって阪神競馬場で行われた第8回ワールド・スーパー・ジョ
ッキーズ・シリーズは4競走で2勝を挙げた石崎隆之(地方・船橋)騎手が
優勝した。地方競馬騎手の優勝は初めてである。2位武豊、3位J・ベイリ
ー騎手。これで第2回以来7年連続日本騎手が優勝。
12月4日(日)
第46回阪神3歳牝馬ステークスは米国産ヤマニンパラダイスが快勝した。
同馬はデビュー以来、新馬(中京)、いちょうS(東京)に続き、3戦連続
レコード勝ちの快進撃である。外国産馬の優勝は、昨年のヒシアマゾンに続
く2年連続である。
小島太騎手は5回中山競馬2日目第7Rをサクラキャンドルで勝ち、昭和
41年のデビュー以来、通算1000勝を達成した。史上12人目、現役では7人目
の記録である。
3か月間の短期騎手免許で活躍していたアラン・ムンロ(英国)騎手が免
許期間最終日のこの日、中山競馬場で4鞍に騎乗、最終戦は(9R初霜特別)
スーパーライセンスで鮮やかな差し切りを決めた。同騎手は9月の第1戦も
勝っている。3か月間で143戦14勝、収得賞金2億9129万6000円だった。
12月5日(月)
関西広報室で行われた定例記者会見で、田無西武店(平成7年3月オープ
ン予定)最上階に会員制場外の誘致を受け、関係各方面と調整中であるを旨、
明らかにした。
水沢競馬場で行われた中央招待レース「'94フレンドリーC」は、地元の看
板ホース、トウケイニセイが快勝、中央代表4頭は7、8、9、10着(10頭
立て)だった。
12月6日(火)
園田競馬場で行われた「インターナショナルジョッキーカップ」はアール
マインに騎乗したM・キネーンが優勝、武豊は3着、岡部は8着となった。
12月8日(木)
3人目の短期騎手免許の外国人オリビエ・ペリエ(21歳・フランス)騎手
が免許試験を受け、平成7年3月7日までの免許を交付された。
12月10日(土)
岡部幸雄騎手は5回中山3日目第8R黒松賞をマーベラスシンボリで1着
となり、昭和42年のデビュー以来、通算2000勝を達成した。2000勝は増沢末
夫現調教師に次ぐ史上2位の記録。
12月11日(日)
第46回朝日杯3歳ステークスは、1番人気のフジキセキ(父サンデーサイ
レンス)が優勝、来春のクラシック戦線へ名乗りを挙げた。2番人気の米国
産スキーキャプテンは迫力満点の末足でフジキセキを追い詰めたが、クビ差
及ばず2着だった。
香港国際競走は、シャティン競馬場で3レースが行われた。国際カップ(
GU)に出走したフジヤマケンザン(蛯名正騎手)は直線鋭く伸びて4着に
食い込んだ。国際ボウルはゴールドマウンテン(増井)が8着、国際ヴァー
ズに出走したエイシンテネシー(増井)は4着だった。
小林稔調教師は4回中京競馬6日目第8Rにビスキットスローを出走させ
て1着となり、昭和39年の免許取得以来、通算800勝を達成した。なお、この
勝利は塩村克己騎手の通算200勝目でもあった。
珍しいカラ馬の1位入線が中山、阪神で同じ日に出現した。中山9R北総
特別でリンガスロードが発走直後つまずいて江田騎手が落馬、同馬は委細か
まわず逃げ切りのゴールイン。阪神では最終レースのセンターセニョールが
やはり発走直後、上村騎手を振り落としたままカラ馬で1位となった。
12月13日(火)
有馬記念出走馬推せん委員会が城山事務所で開かれ、ツインターボ、ムッ
シュシェクル、ステージチャンプ、マチカネアレグロ、ダンシングサーパス
の5頭が選出された。
12月16日(金)
競馬学校騎手課程の3年生(第11期生)による模擬レースが中山競馬場で
行われた。西田雄一郎君の騎乗したスーザンシチーが1分14秒4(1200メート
ル・ダート)で1着となった。
12月17日(土)
柴田不二男調教師は、4回中京7日目第11Rウインターステークスをライ
ブリマウントで優勝、昭和34年の免許取得以来、通算600勝を達成した。
12月18日(日)
今回から外国馬の出走OKとなった第28回スプリンターズステークスは、
3頭の外国馬を迎え撃つ形で行われた。好位で機をうかがっていた前年のチ
ャンピオン、サクラバクシンオーが直線一気に抜け出す横綱相撲で2年連続
優勝を飾った。1200メートル1分7秒1はJRAレコード。小島太騎手はこ
のレース5勝目、境勝太郎調教師は4勝目で、ともにスプリンターズS最多
勝記録を更新した。外国馬のソビエトプロブレム(米)は7着、オナーザヒ
ーロー(米)8着、ザイーテン(英)9着と、いいところなし。
地方競馬の佐賀競馬場が初めて中央競馬の馬券(スプリンターズS)を発
売、9297万5000円を売り上げた。地方競馬での発売は水沢、三条に続いて3
場目である。
中京競馬記者クラブは今年の全日程を終了したこの日、中京で3重賞を含
む31勝を挙げてリーディングのトップとなった武豊騎手に中京記者クラブ賞
を贈ることを決めた。
12月20日(火)
有馬記念フェスティバルが日比谷公会堂で行われ、小島太、中舘、的場、
坂井、熊沢騎手の舌戦に、約2000人のファンは熱っぽい雰囲気に包まれた。
12月21日(水)
美浦トレーニングセンターに広報会館が完成、関係者約200名が出席して竣
工式が行われた。同会館は地上4階、地下1階で、1階が出馬投票所、2〜
3階に記者室・資料室がある。
12月23日(祝)
講道館杯日本柔道体重別選手権95キロ超級に小川直也5段(JRAサービ
ス推進部職員)が出場、決勝で篠原(天理大)に敗れた。
12月25日(日)
史上最強馬への道を目指してナリタブライアンが激走した。第39回有馬記
念はマチカネタンホイザが出走取り消し14頭立てで行われた。ツインターボ
が約70メートル引き離しての逃げ、これを追う各馬の中から大本命ナリタブ
ライアンが直線豪快に抜け出して圧勝、ルドルフに並ぶ4歳四冠を奪取した。
2着には4歳牝馬のヒシアマゾンが、これも古馬顔負けの末足で飛び込んだ。
ナリタブライアンはこれでGIを5勝、史上最強馬への道をばく進中である。
南井騎手はブライアンの四冠にJC優勝を加え、初の年間GI5勝ジョッキ
ーとなった。有馬記念ひとレースの売上げは746億126万6900円、昨年の788億
に及ばなかった。中山競馬場の入場人員は16万620人だったが、ウインズ後楽
園に27万、東京競馬場、ウインズ錦糸町に17万など、開催場を上回る入場者数
を記録したウインズが続出した。
この日で今年の中央競馬は全日程を終了、リーディングジョッキーは134勝
の武豊騎手、同トレーナーは40勝の松山康久調教師となった。また、東西で
3429レースが行われ、関西1927勝に対し、関東1505勝(地方1外国1勝=1
着同着が5回)と、いぜん西高東低が続いている。JRA1年間の売得金は3
兆8065億9229万2500円で昨年比101.6%となったが、入場人員は1352万9383人
で同98.3%とダウンした。女性の入場者数は174万1156人で、約10万人の増だ
った。
関西競馬記者クラブは今年の同クラブ賞に南井克巳騎手を決定、また、中
央競馬関西放送記者クラブ賞(関西所属新人騎手賞)には鹿戸明厩舎の菊地
昇吾騎手が決まった。
12月26日(月)
東京競馬記者クラブはこの日、総会を開き、今年度同記者クラブ賞にナリ
タブライアンを決定、また、柴田政人騎手と早田牧場に特別賞を贈ることに
決めた。
12月27日(火)
民放競馬記者クラブが総会を開き、今年度の同記者クラブ賞に高山太郎騎
手(佐藤全弘厩舎)を決定した。