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<この情報は、JRA提供の資料を競馬ニホンで入力したものです>


1993年12月


12月2日(木)

 裁定委員会が開催され、4回小倉競馬2日目第4Rで1着となったファー ストサクセスから禁止薬物が検出された件で、管理者の北橋修二調教師に対 し、平成5年12月3日から平成6年2月2日まで調教停止処分とした。  茶道の裏千家が募集した作文コンクールで、競馬学校騎手課程の牧原由貴 子さんが優秀賞に、福永祐一、柴田大和の両君が1、2席に選ばれた。

12月4日(土)

 北九州市のテーマパーク「スペースワールド」に隣接して設けられた臨時 場外、ウインズ八幡が開業。初日のこの日は家族連れ、カップルなど2800人 が来場して賑わった。初日の売上げは4594万9700円だった。  5回中山競馬1日目第1Rで、小林淳、亀山、篠原、佐藤吉の4騎手が内 斜行、外斜行で制裁を受ける珍しい事態となった。

12月5日(日)

 第45回阪神3歳牝馬Sは、外国産馬ヒシアマゾンが好位から直線豪快に抜 け出して、5馬身差の圧勝を飾った。父シアトリカルで米国産。1分35秒9 はレコード。中舘騎手はGT初優勝だった。  4、5日の2日間にわたって行われたワールドスーパージョッキーズシリ ーズは、4戦中2勝を挙げた岡部騎手が総合56点を挙げ、二度目の優勝。2 位ロバーツ、3位ジャルネだった。地方代表の小牧太騎手は4位だった。

12月6日(月)

 競馬学校騎手課程第13期生(平成6年4月入校)の合格者が発表された。 武豊騎手の実弟幸四郎君、秋山調教助手(元騎手)の長男真一郎君、押田年 郎騎手の長女純子さんらが合格通知を手にした。

12月11日(土)

 「サクラ」のついた馬名でおなじみの全演植氏が、急性肺炎のため東村山 市の新山手病院で死去。67歳だった。サクラショウリ、サクラユタカオー、 サクラスターオー、サクラチヨノオーなど、数多くのGT馬の馬主としてフ ァンに親しまれた。  二本柳俊夫調教師は、1回中京競馬5日目第12Rをトニックボーイで勝っ て、昭和32年免許取得以来、通算1000勝を達成した。史上11人目、現役4人 目。

12月12日(日)

 第45回朝日杯3歳Sは、1番人気のナリタブライアンが中団待機から直線 一気に抜け出して優勝。昨年2着だった兄ビワハヤヒデの雪辱を果たした。 大久保正陽調教師は初、南井克巳騎手は二度目の優勝。

12月14日(火)

 有馬記念出走馬の推薦委員会が行われ、ホワイトストーン、ヒシマサル、 マチカネタンホイザ、エルウェーウィン、ウィッシュドリーム、ムッシュシ ェクルの6頭が選出され、補欠にエルカーサリバーが選ばれた。

12月15日(水)

 美浦所属の仁平健二騎手は酒井に改姓した。

12月16日(木)

 平成6年度新規騎手、調教師の一次試験合格者が発表された。騎手では競 馬学校の9人が合格したが、マレーシアで活躍中の道川騎手は不合格。また、 調教師試験の方は、大江原哲、柴崎勇、安田隆行騎手、池添兼雄調教助手ら が第一次を突破した。調教師第一次合格者は26人。  美浦トレセン所属の野平富久調教師が、馬主の名義貸し行為であることを 知りながら、第三者所有馬の預託を受け、その馬を出走させたとして、調教 師免許取り消し処分となった。また、馬主長田幸雄も馬主登録を取り消され た。

12月18日(土)

 コンビニエンスストア等に端末機を設置して共同利用する、SAT方式勝 馬投票券システムの試行実施がスタートした。ローソン西葛西店、ファミリ ーマートサンシャイン南店、サンエブリー保谷店の3店とプラザエクウスの 4か所で、登録会員は192名。第1日のこの日は4か所合計で85人が利用。売 上げはスプリンターズSの前日分を含め127万円。なお、2日目の19日には99 人が利用、売上げは233万1300円。特段のトラブルもなく、順調な滑り出しだ った。  5回阪神競馬5日目を終えて、武豊騎手が今年の入着賞金30億円を突破し た。JRA騎手としては初めて。

12月19日(日)

 第27回スプリンターズSは好スタートから2、3番手の好位でレースを進 めたサクラバクシンオーが、直線鋭く抜け出して快勝。1週間前に他界した 全演植オーナーの弔い合戦を鮮やかな勝利で飾った。ヤマニンゼファー、ニ シノフラワーといったGTホースをねじ伏せての勝利だけに、価値あるGT 勝ちだった。スプリンターズS1レースの売上げは223億2220万2600円。また、 この日の入場人員9万2171人は、ともに同レースのレコードだった。  地方競馬の施設を使って、初めて中央競馬の馬券が発売された。岩手県水 沢競馬場でスプリンターズSの投票券を発売、当日売りのみだったが、7630 万4800円を売り上げた。なお、水沢競馬分の売上げは6億300万円余りで、対 前年比96.4%、入場人員は8313人で前年比146.1%だった。  5回中山競馬6日目のこの日、第6Rひいらぎ賞で前川清さんのヒゼンマ サムネが、続く第7R香取特別は北島三郎さんのキタサンヤマトがともに快 勝。歌手の所有馬大活躍の一日だった。

12月21日(火)

 有馬記念フェスティバルが、千代田区の日比谷公会堂で行われた。19日の レースで落馬、心配された岡部騎手が元気な姿を見せたのをはじめ、柴田政、 的場、田中勝騎手が超満員2000人のファンの前で健闘を誓い合った。

12月25日(土)

 地方競馬の施設を利用しての中央競馬の馬券発売第2弾として、新潟県三 条競馬場で有馬記念の前日発売が行われた。三条競馬の開催はなく、有馬1 レースのみの発売だったが、入場者2484人、売上げ4168万8000円の成績だっ た。  河内洋騎手は5回阪神競馬7日目第2Rをマチカネアレグロで勝って、昭 和49年デビュー以来、通算1400勝を達成した。JRA史上5人目だが、関西 騎手としては初めて。デビューから19年9か月、38歳での達成は最短最年少 記録である。  田中和夫調教師は5回中山競馬7日目第8Rをユーワハッピーで勝ち、昭 和35年免許取得以来、通算700勝を達成した。

12月26日(日)

 今年の総決算第38回有馬記念は、GTホース8頭、合計13冠の豪華メンバ ーが勢揃いして行われた。メジロパーマーの先導も4コーナーまで。直線で 4歳ビワハヤヒデが先頭に躍り出たところへ、外から並びかけたトウカイテ イオーが一気に差し切り、1年ぶりの出走で見事金星を勝ち取った。有馬記 念の親子優勝(父シンボリルドルフ)は初めて。田原騎手は58年のリードホ ーユーに次いで二度目の優勝。1年ぶりでターフに復帰したダービー馬の完 全復活は、16万人ファンの感動を呼び、テイオーコール、タバラコールが何 度も沸き起こった。レガシーワールド5着、ウイニングチケット11着だった。 有馬記念1レースの売上げは788億8415万2000円でJRAレコードを更新。 平成5年のJRA総売上げは、3兆7454億1652万7000円(対前年比103.6%)、 年間入場人員は1375万7240人(同104.5%)となった。